井上 平太 先生の過去の回答履歴一覧|186ページ目
全2438件中 1851 ~ 1860 件目を表示
-
すい臓の腫瘍は極めて稀とは言われておりますが、今後診断技術が進歩してきますと発見される場合が増えてくるのではないかと思われます。
すい臓の腫瘍はほとんどの場合、悪性です。しかし初期のうちは症状が出ないために、存命中に発見することが難しい物です。
すい臓はとても重要な臓器で、なおかつ解剖学的に摘出の難しい構造であり外科的にも困難な場所に存在いたします。そのため、獣医領域ではまだまだ外科的治療は一般的ではございません。また、抗がん剤治療も今だに確立されているとは申せません。
ドナちゃんの場合には嘔吐などの症状が出ておりますので、これが膵臓癌に起因するものだとすると、周囲臓器への浸潤が始まっている可能性が疑われます。本当に辛いことですが、現状を受け止めなければいけません。
膵臓は内分泌と言ってインシュリンなどのホルモンを分泌する作用と外分泌と言って脂肪の消化を助ける働きがござい...2006/11/19 22:56 -
ワクチンの副反応なのか、たまたま時期を同じくして発病した疾患があるのか、もともとあった慢性病がワクチン接種のストレスで悪化して発症したのか・・・。
これらのことを先入観にとらわれずに慎重に鑑別しなければなりません。血液検査上異常ないとの事ですが、そのときの検査項目が正常値だったと言う事が言えるだけす。明らかに健康状態では無いわけですから、病態がわかるまで、検査を広げていく事が得策かと思います。
より詳しい検査を希望されたほうが良いと思います。それに対して対応が困難であれば、より詳しい検査や治療の可能な病院を紹介頂いてはいかがでしょうか。
お大事にしてください。2006/11/19 18:36 -
- 質問カテゴリ:
- 皮膚の異常
- 対象ペット:
- 猫 / ミニチュアダックスフンド / 性別不明 / 年齢不明
まず、猫の皮膚病についてですが、培養検査やカサブタの顕微鏡検査などは行っているのですよね。その結果として真菌症という結果が出ているのであれば真菌症と考えてよいでしょう。しかし、外部寄生虫に関しては否定し切れてはいませんので、何回か再検査をしたほうが良いかもしれません。
真菌の治療には、抗真菌薬の入ったシャンプーを行うほかに抗真菌薬の内服・プログラム(ルフェノン)と言うノミ駆除薬の高用量投与・外用薬の塗布などがございます。それらの単独あるいは併用が行われます。しかし、基本的に猫に対する抗真菌薬の使用は効能外利用になりますので、獣医師と飼い主の話し合いで、選択していくことになります。獣医師の指導に従い用法用量を守ればそれほど副作用は心配ございません。
次に飼い主の症状ですが、真菌が原因でないとすれば、カイセン等の外部寄生虫によるもの、アレルギー反応なども考えられます。しかし、こ...2006/11/18 23:56 -
可能性として2つのことが考えられます。
まず考えられることは睾丸が鼠径部にあり鼠径輪が広いために姿勢により出たり引っ込んだりしている。
もうひとつは亀頭球が興奮により勃起して、睾丸と見誤った場合が考えられます。犬の場合にはかなり根元に近いところが球状に勃起いたしますので間違える可能性がございます。
どちらも獣医師が確認すれば判る事ですので、もう一度診察を受けてみると良いでしょう。子犬の時には停留していても、今頃に正常な位置に下りてくることも結構ございます。2006/11/18 23:36 -
今は昔と異なりインフォームドコンセントがかなり厳密に取り上げられるようになりました。このことにより我々獣医師はどのような検査でも検査の目的・行う利点と危険性・行わない利点と危険性・希望があればおおよその費用を説明し、飼い主の方に意思決定をゆだねる事になっております。検査をするべきですと、無理な誘導をしてはいけない事になっております。
御心配であれば是非とも検査を受けて、梅吉ちゃんがどんな病気と戦っているのか、あるいは単に正常な老化現象の範囲内なのかを見極めたほうが良いと思います。
お大事にしてください。2006/11/18 01:49 -
本当におつらい状態だと思います。でもゴロちゃんは懸命に生きて行こうとしている訳ですから、飼い主の方もがんばって見習ってください。これからの数日間が数か月分になるように甘えさせてあげてください。
もし少しでも延命を考えていらっしゃるのであれば、栄養バランス・脱水・電解質の補正を心がけていかなければなりません。そのためには毎日ではなくても、ある程度定期的に診察を受け、検査や補液を受けたほうが良いでしょう。
飼い主の方が自然なままにさせてあげたい、あるいは苦しく辛い日々を長引かせるのはかわいそうだと思われるのであれば、あえて点滴などは受けないのも選択肢の一つです。
きびしいようですが、この事は飼い主自身が決めなければいけません。人の助言で流されてしまうと後で後悔いたします。
決断する責任あるいは義務を持っているのは美樹子様ご本人です。あるいはこの決断はゴロちゃんにとっては最後に飼い主...2006/11/18 01:27 -
歯石の成因についてお話いたします。食べかすが歯に付着しておりますと、口内細菌によりそれが発酵あるいは腐敗いたします。さらにその中に細菌が住み着き歯に粘着していき歯垢となります。歯垢にさらに唾液中のカルシウムが反応して石灰化したものが歯石です。歯石は細菌の巣となり、色々な病気の原因となります。
一度歯石になってしまいますとブラッシングやガム類ではなかなか除去することは出来ません。一般的には全身麻酔下でのスケーラーによる治療が必要になります。特に歯と歯茎の間のポケットの中の歯石の除去が重要ですので無麻酔での見える部分だけの除去は推奨できません。
家庭で出来ることは、まだ歯垢の段階の内にブラッシング等で歯磨きをすることやマキシガード等の液体歯磨きで口腔内を清潔に保つことです。一度ついてしまった歯石は獣医師にお任せください。
ただ、まだ1歳との事ですよね。通常はまだ除去が必要なほど歯石が...2006/11/17 13:29 -
1日に5から6回5分間も耳をかき続けるとしたら明らかに異常です。動物病院で診察を受けたほうが良いでしょう。
外耳炎が疑われますが、その周辺に皮膚病がある可能性もございます。2006/11/17 01:15 -
- 質問カテゴリ:
- 便・肛門の異常
- 対象ペット:
- 犬 / ウェルシュコーギーペンブローク / 性別不明 / 年齢不明
病気の引き金は中毒かもしれませんが、現状では播種性血管内凝固(DIC)による凝固因子の枯渇が起こっている可能性がございます。
受診した時と病態が変わっているのかもしれませんので、もう一度受診されたほうが良いでしょう。これ以上の下血は危険です。2006/11/17 01:11 -
排尿量が多い場合には色々なことが考えられますので、順に例を挙げていきます。
まず病的ではない場合ですが、空気が乾燥してのどが渇き飲水量が増えている・活発に運動して新陳代謝が亢進している・食事量が体重の割には多い・何か塩分の多い副食を食べている・・・などが考えられます。
次に病的なものですが、腎不全による尿崩症・糖尿病・膀胱炎・膀胱結石による膀胱のキャパシティーの低下・内分泌疾患などです。
いずれにしても検査をしなければ何とも言えませんので、念のために動物病院で相談してみてください。2006/11/17 00:58