井上 平太 先生の過去の回答履歴一覧|220ページ目
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尿閉の治療後数日間は特に再発の危険性が高いです。治療食を食べていても体質はまだ完全には改善されておらず、尿道も炎症を起こして内腔が狭く、膀胱の収縮力も弱いためです。
しばらくの間はこまめにチェックしてもらいましょう。
追伸
ちょろちょろと頻繁に排尿をしているのは心配です。治って行く途中経過であれば良いのですが、膀胱がパンパンに貯尿し、これ以上貯まれない分が尿閉を起こした隙間からかろうじてチョロチョロ出ている可能性もございます。この場合には水腎症になる事もございますので早めに診察を受けてください。
食欲が無い場合には尿毒症になっていないかどうかを検査する事と、その辺が心配なければ、他のタイプの処方食に切り替えてみるのも試す価値がございます。
お大事にしてください。2006/04/21 23:50 -
- 質問カテゴリ:
- のどの異常
- 対象ペット:
- 犬 / ゴールデンレトリーバー / 性別不明 / 年齢不明
正常な老化現象の結果なのかもしれません。しかし、心臓などの循環器系の問題や呼吸器系の問題が生じており、このような症状が出ている可能性もございます。
拝見していませんので何ともいえませんが、病状によっては治療によってまた元気になれる可能性がございますから、一度診察を受けた方が良いかもしれません。2006/04/21 23:41 -
- 質問カテゴリ:
- 皮膚の異常 / 性器の異常
- 対象ペット:
- 犬 / スタンダードプードル / 性別不明 / 年齢不明
おそらくこの状況は技術的な問題で起きたのではないと思います。昔、絹糸によって縫合していたときには時折遭遇した事なのですが、手術糸にアレルギー反応を起こして無菌性の炎症を起こし、浸出液がだらだらといつまでも漏出して傷がなかなか閉じない事がございます。通常は術野の深部の縫合糸に反応している事が多いです。
治療法としてはその部分を再度切開して糸を除去して別のタイプの縫合糸で手術しなおす方法がとられます。
最近の糸はかなりアレルギー反応を起こしにくくなりましたがそれでもアレルギー体質の犬が増えたせいか、一定の確率で起きているようです。
出来ればどこを縫っているか正確に把握している手術した獣医師に再手術をお願いするのが良いと思われますが、行き難い場合にはセカンドオピニオンでも問題ないでしょう。1回の手術ではおさまらない事も多々ございます。2006/04/16 01:42 -
狂犬病予防法で、生後90日を越えた犬は年度毎に6月30日までに狂犬病ワクチンを受けなければなりません。ただし、生ワクチンを受けてから1ヶ月以内であったり、体調が不良な場合には受ける事が出来ません。
したがって、3回のワクチネーションをしっかり行なってから5月の末か6月になってから狂犬病予防注射を受けると良いと思います。
狂犬病予防注射を受ける事は公衆衛生上重要な事です。皆様の意識の高さにより日本は世界でも数少ない狂犬病清浄国として維持できているわけです。
今でも狂犬病は発症したら100%死亡する病気です。人間も例外ではございません。
海外に連れて行く予定の場合には注射前にマイクロチップを埋め込む事が義務付けられましたのでご注意下さい。2006/04/16 01:26 -
抗真菌薬には、いろいろなタイプがございます。ケトコナゾール・アンホテリシンBなどが一般的です。ほかに薬効は未確認ですがプログラム液にも効果のある可能性が示唆されております。
それぞれ薬により副作用が違いますが、抗真菌薬は通常の薬に比べて副作用が強いものが多いです。
しかし、今の状態が副作用なのか病態による症状なのかはわかりません。今は何の投薬を受けているのでしょうか。
いずれにせよ、血液検査などにより全身状態を把握するべきでしょう。対症療法や栄養補給も考えなければなりません。2006/04/16 00:21 -
血液検査だけでは消化管内寄生虫の事はわかりません。是非検便を受けてください。野生動物の糞には注意が必要です。一度だけの検便では不十分ですので、数週間後にもう一度受けてください(親虫になっていないと虫卵検査が陰性に出る事もございますので)。
寄生虫のほかに、ウサギの便には酵母菌がたくさん居ますが、犬が摂取すると腸内細菌叢に変化が起こり消化不良を起こすことがございます。
地域によってはエキノコッカスなどの条虫も心配ですので、念のために駆虫薬を飲む必要があるのかもしれません。地元の獣医師に相談してください。2006/04/14 01:16 -
クリプトコッカスは真菌の一種で酵母菌のような繁殖を致します。人犬猫などの哺乳類のほか鳩などの鳥類に広く感染いたします。
人でも猫同様に呼吸器病・鼻腔内の結節・脳脊髄炎、網膜炎を起こすことがございますが、猫からの伝染は証明されていないようです。どちらかというと日和見感染と言えましょう。
しかし、この病気は危険な症状を起こしますので、猫からの伝染が不明であっても、出来るだけ寝室は共にしないほうが良いと思います。
猫とのキス、分泌物を触った手で目や鼻を触る、排泄物の放置、猫砂を取り替えずに長期連用、などは控えましょう。2006/04/14 01:07 -
尿路疾患で入院し点滴しました。退院直後、排尿がやはり困難のようですが・・・
- 質問カテゴリ:
- 尿の異常
- 対象ペット:
- 猫 / アメリカンショートヘア / 性別不明 / 年齢不明
オス猫の尿路閉塞症は非常に重篤な病気です。治療により症状が改善できても、特に1~2週間の間は非常に再発し易く、細心の注意が必要です。
再発の原因は色々ございますが、新たなストラバイト結晶が詰まり易い状況が処方食や投薬により改善されるのには数日かかるのが一番の理由です。尿道が開通して退院してもまだ治ったわけではないのです。
様子を見ずに、念のために本日中に病院に行って下さい。2006/04/14 00:44 -
全身麻酔の危険性は非常に低いのですがゼロではございません。麻酔中に呼吸停止・心停止を起こす可能性は否定できませんが、その場合でも通常は緊急薬を用いたり心臓マッサージやカウンターショックなどで蘇生可能です。しかしそれに反応できない動物も稀にはおります。術前にどのような検査をしてもこの可能性をゼロには出来ないものです。
当院でも開院以来1例ですが、手術自体に原因は無く麻酔だけの問題で手術中に死亡された動物がおります。心停止の原因はわかりませんでした。今では麻酔薬も各種モニターも発達しておりますので、より危険性は低減しております。
チェリーアイと麻酔の危険性には因果関係は無いですので、これにより死亡率が上がることはございません。麻酔は安定しているときに多少麻酔時間を延ばしても危険率には関係しませんので虚勢手術を行なうのであればそのときに一緒にチェリーアイの手術を行なえば2回麻酔をかける...2006/04/10 01:45 -
インシュリンの量が決まっていないとの事ですが、まだ血糖値のコントロールが出来ていないのでしょうか。もちろん一度決まっても定期的に血糖値やフルクトサミンなどを測定して補正をしていくのは普通の事なのですが。
一日の運動量や摂取カロリーは一定にしていらっしゃいますか?食事時間や回数は決めていますか?インシュリン注射の回数は一日何回ですか?注射時間も守っていただけてますか?
糖尿病のコントロールは飼主の方にもかなりの努力が必要です。主治医の先生としっかりとコミュニケーションを取って下さい。
具体的な数値がございませんとコメントはとても難しいものです。2006/04/10 00:51