だいじょうぶ?マイペット

井上 平太 先生の過去の回答履歴一覧|221ページ目

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  • 非感染症の貯留液について

    質問カテゴリ:
    その他

    対象ペット:
    / その他(犬) / 性別不明 / 年齢不明

     そういった嚢胞ができる犬には結構遭遇いたします。漿液を抜いてもしばらくするとまた溜まります。根本的治療としては袋を破かないように完全除去する手術法があります。
     ただし、一度造影剤などを用いて腹腔内や脊髄から発生した嚢胞では無いかどうか、腎臓などの内臓から発生した嚢胞では無いかどうかを診断しておいたほうが良いのかもしれません。液体の生化学検査もしたほうが良いのかもしれません。この事は病理診断書を見ないで言っておりますので必要無いのかもしれませんが。

     2006/04/10 00:30

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  • リンパ肉腫で治療中さらに腸閉塞?

    質問カテゴリ:
    吐き気

    対象ペット:
    / ミニチュアダックスフンド / 性別不明 / 年齢不明

     客観的病状がわかりませんので、以下の文章は寛解不可能とされた場合のお話です。念のために。
     非常に重い問題です。
     とても辛い問題です。
     1年目で来ることもあれば15年目で来る事もございますが全ての飼主が一度苦しむ問題です。
     これに関してこうするといいよ、という私の意見を述べる事は出来ません。
     辛いでしょうがご自身で決定しなければいけません。どちらに決めるのかを選ぶ情報源は、ジャムちゃん自身とあなたの係わり合いの中にございます。主治医の先生は客観的な病態の説明は出来るでしょうが、答えは飼主の方の人生経験・宗教・性格・家族構成・環境などにより異なります。
     人の意見で決めると、どちらに決めても後悔するでしょう。自分で決めたことであればきっと後悔しないと思います。
     最後に。大好きな飼主が決めたことであればジャムちゃんは喜んで受け入れてくれるでしょう。最後まで病気と前向きに闘ってい...

     2006/04/10 00:14

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  • ガムを飲み込んでしまいました。

    質問カテゴリ:
    ペットトラブル

    対象ペット:
    / ヨークシャーテリア / 性別不明 / 年齢不明

     いわゆるチューイングガムでしょうか?。それであれば大きさから言って、まず問題は無いと思います。ほとんどの場合は何も症状は出ないでしょう。
     ただし万が一、食欲不振・嘔吐・排便困難又は下痢・腹部膨満などのいずれか一つでも当てはまった場合には動物病院に行って下さい。
     2~3日以内に症状が出なければそれ以上心配する必要は無いと思います。
     異物の誤食をする子は良く繰り返します。今後とも気をつけてください。

     2006/04/09 23:47

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  • パニックを起こします

    質問カテゴリ:
    その他

    対象ペット:
    / ミックス / 性別不明 / 年齢不明

     何度経験しても怖いものは怖いし、怖い事に理由付けはございません。一度怖くてパニックを起こすと、次に同じ環境におかれたときに前回のパニックの記憶がよみがえり、いっそうパニックに拍車がかかります。そうすると狭い所に無理に入って痛い思いをしたりそれにびっくりした飼主の反応にもっと恐怖感を持ってしまったり、実際に怪我をして辛い思いをしたり、どんどん悪循環を起こしていきます。
     経験により忍耐できるようになる事もございますが、それは素質の問題だと思います。人間の場合にもパニック症候群・何とか恐怖症・PTSDなど全て薬物療法が主体です。
     ワンちゃんにとって理屈ぬきで恐怖を感じる事を慣れさせようとする事は、耐え難い不安と苦痛以外の何物でもないと思います。
     私はクロミカルムなどの分離不安症の薬をしばらく続けて、パニックが起こらない事を何度も経験させて徐々に自信を付けさせていくのが良いと思います。
     ...

     2006/04/09 23:37

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  • 猫ウィルス性鼻気管支炎?

    質問カテゴリ:
    鼻の異常

    対象ペット:
    / マルチーズ / 性別不明 / 年齢不明

    猫に呼吸器症状を出させる病原体にはかなりの種類がございます。
     主なものとしてはヘルペスウィルスによる鼻気管炎、カリシウィルスによる上部気道炎場合によって肺炎、クラミジアによる結膜炎及び鼻炎、クリプトコッカス感染症、ウィルス感染により日和見感染する各種細菌感染などがあります。
     感覚的に8割程度を占めるのはヘルペスとカリシです。病院でかぜと言った場合にはほとんどこれを指します。
     カリシは重症化することもございますが、体力のある猫は無処置でも完治する可能性が十分ございます。
     ヘルペスの場合には体力によって症状を抑えられても一度感染したウィルスを完全に排除する事は難しく、神経の中に逃げ込んでしまいストレスなどにより何度でも再発いたします。体力の無い猫の場合には生涯症状が持続してしまいます。
     一番良いのはワクチンによる防御ですが、現時点では間に合わないと思いますので、早期発見早期治療あ...

     2006/04/09 23:03

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  • 圧迫された食道が嘔吐で詰まりそうです。。。

    質問カテゴリ:
    のどの異常 / 皮膚の異常 / 吐き気

    対象ペット:
    / ミックス / 性別不明 / 年齢不明

     文中の脂肪細胞腫とは肥満細胞腫の事ですよね?
     であれば、安楽死を考えるのであればその前に是非、抗がん剤を使ってみてください。
     通常はインフォームドコンセントの鉄則として選択肢を提示すべきなのですが、あえてネット上としての私の意見を述べさせていただきます。 
     肥満細胞腫は比較的抗癌剤の感受性の高い腫瘍ですので、ほとんど副作用の出ないうちに腫瘍が縮小する事もございます。万が一副作用が出たとしてもすぐに中止すれば通常は救済できる事が多いです。
     どうかお大事にしてください。

     2006/04/08 00:58

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  • 心配です。

    質問カテゴリ:
    体重の異常 / 食欲の異常

    対象ペット:
    / スタンダードプードル / 性別不明 / 年齢不明

     治療効果が芳しくない場合には、治療開始前の甲状腺ホルモンの値のみならず、治療中も甲状腺ホルモンの値をチェックしていった方が良いのですが、いかがでしょうか。
     甲状腺機能低下症は一般に体重が増加しますが、治療薬の量が多い場合には痩せてくる事もございます。
     状況を拝見しておりませんので何とも言えませんが、場合によっては他の内分泌疾患も疑ってみた方が良いのかもしれません。主治医の先生とよく相談してみてください。

     2006/04/08 00:48

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  • 炎症性乳腺癌の手術

    質問カテゴリ:
    皮膚の異常

    対象ペット:
    / シーズー / 性別不明 / 年齢不明

     もしも可能な状態であれば細胞診を行い、炎症反応の強い乳腺癌(細胞反応の強いアデノカルシノーマ)との判定が出た場合には腫瘍には手をつけないのが一番安全です。
     炎症性乳癌に対して手術を行ないますと抜糸まで行く前に全域に再発して皮膚の癒合が困難になります。また、手術によるストレスを引き金に一気に全身状態が悪化いたします。
     しかし良性の乳腺腫がたまたま感染を起こしている場合であれば感染をコントロールする事さえ出来れば手術をしても良いのではないかと思います。
     炎症性乳癌に関しては大学病院で放射線療法や抗がん剤を組み合わせる方法を発表していますので、場合によっては紹介していただくと良いと思います。

     2006/04/08 00:37

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  • 雷について

    質問カテゴリ:
    その他

    対象ペット:
    / ゴールデンレトリーバー / 性別不明 / 年齢不明

    当院にもこういった症状で来院されるワンちゃんは結構おります。珍しい事ではございません。
     中には花火がだめ・夕立がだめ・夏休みの子どもの歓声がだめ・ヘリコプターがだめ・・・など、色々なタイプがございます。
     一般にクロミカルムなどの不安を抑える薬がよく効きます。特に習慣性も副作用もありませんので、あまりにも危険なパニックを起こす子の場合には薬に頼っても良いのではないかと思います。この薬が効かなくても他にも何種類か治療薬がございますので動物病院で相談されると良いと思います。
     特にラッキーちゃんのように雷恐怖症の場合にはある程度予測可能なので必要最低限の投薬で効果を得る事が出来ると思います。
     パニックの記憶が更なるパニックを起こさせておりますので、その悪循環を断ち切ることが重要です。人間でも同じですが、いくら説明を聞いても納得しておさまるものではございません。

     2006/04/08 00:19

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  • 腸腺癌

    質問カテゴリ:
    その他

    対象ペット:
    / マルチーズ / 性別不明 / 年齢不明

     病理結果の詳しい内容を拝見しませんと難しいのですが、腸腺癌は腸にある腸液の分泌をつかさどる細胞ががん化したものです。基本的に悪性度の高いものが多く、抗がん剤に対する感受性は低いとされております。
     比較的効果のある抗がん剤の使い方はその分動物に対する負担も多く、抗がん剤を使った余命と使わなかった余命に大きな違いが無いとする文献もございます。しかし抗がん剤治療は日に日に進歩しておりますので、ご自身が納得いただくためには病理結果を持って抗がん剤治療に精通した専門医のセカンドオピニオンを受けたほうが良いと思います。
     どうかお大事にしてください。再発するのかあるいは他の病気で寿命が来るまで再発しないのかは誰にもわかりません。
     そのときまでのんびりと過ごさせてあげたい。肉眼的には全摘出できているし症状も無いので、しばらくは「無かった事」にして幸せに好きなもの食べて楽しく暮らさせたいという主...

     2006/04/07 01:00

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