杉浦岳 先生の過去の回答履歴一覧|26ページ目
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はじめまして。
関節部分の「皮膚に」ということでよろしいでしょうか。
そうであれば、皮膚の出来物としてそれが「取らなければいけないものかどうか」を検討する必要があります。一般的には注射針を用いて出来物の中から針先程度の採材を行い、顕微鏡で観察して判断します。ワンちゃんの性格にもよりますが、全身麻酔が必要ないことが多い検査です。
これによりその出来物が「腫瘍なのかどうか」「腫瘍であれば早急に切除する必要があるかどうか」「切除するとしたらどの程度の範囲で切除するといいのか」が分かります。この検査で「切除した方がいい」という検査結果であれば、ためらわずに早急に手術することをおすすめします。
もう一度病院で相談されてはいかがでしょうか。2011/05/19 10:27 -
- 質問カテゴリ:
- 手・足の異常 / 皮膚の異常
- 対象ペット:
- 犬 / ウェルシュ・コーギー・ペンブローク / 性別不明 / 年齢不明
はじめまして。
まず最初に、前足に刺さっていたものはなんでしょうね。棘や何かの破片のような外から刺さるようなものだったのでしょうか。それとも出来物の一部のような感じだったのでしょうか。刺さったものであれば抗生物質や消炎剤で治りそうに思いますし、少なくとも後ろ足にできたものとは無関係ということになります。前足に最初から何か出来物を疑うものがあったのだとすれば、それが広がって後ろ足に・・・ということも可能性はあるでしょう。
大切なのは、出来ているものが「なに」なのかです。針生検や一部切除しての生検など、全身麻酔までしない範囲でも(ワンちゃんの性格にもよりますが)最低限の情報を入手できますので、それで出来物が腫瘍なのかどうか、腫瘍だとすればどういうものが疑われるのかを確認する必要があるでしょう。
ニューサルマイSというのは牛用の軟膏剤のようですね。当方使用経験がありませんのでこれに関して...2011/05/19 10:22 -
はじめまして。
奥歯の「側面の穴」というのがどの位置にあるものか分かりませんが、歯と歯茎の間くらいにあるものでしょうか。そうであれば歯自身の穴ではなく、歯と歯茎の隙間ということになります(歯の根が分岐しているため穴の様に見える場合があります)。
もしそうでなければ・・・歯自体に穴が開いているのであれば・・・どちらにしても異常ですね。
おっしゃるとおり、歯の詳しい検査や治療のためには全身麻酔が必要で、体の状態と歯の状態を見比べて歯の治療にメリットが大きければ、全身麻酔下で処置をするのが一番いいでしょう。これは診察されている先生によく相談されることをおすすめします。
歯と歯茎の隙間が穴のように見えている場合、これはほとんどが歯茎の問題で、抜歯以外の治療は難しいと考えられます。抜歯し、歯茎の穴を縫って問題のない状態にするのが一般的だと思います。
歯の穴の場合、出血するほどの穴であれば...2011/05/19 09:46 -
はじめまして。
いくつかの問題点があり、それらがすべて関係しているのか、それとも別々のことから起こっているのかについては、実際に診察をしてみないと難しいところですね。それを前提に、分かる範囲でお答えいたします。
食欲は以前より更新しているのでしょうか。避妊手術により食欲が亢進することはあるのでそのせいかもしれません。
体重からすると、飲水量は300ml程度が標準と思います。これには食事から摂取する水分も含まれます(ドライフードのみ食べている場合はそこからの水分摂取をかん上げる必要はあまりありません)。飲水量の増加は肝障害や腫瘍の影響で起こる場合もありますので、一概にクッシングの指標というわけではありません。
ALPの数値の推移はそれ単独ではなんとも判断できないものなので、同時に行っているその他の検査項目と一緒に評価するといいですね。5600が3500になったというだけでは「良くなった」とはいえ...2011/05/19 09:38 -
はじめまして。
猫は体調の変化を表しにくい動物です。そのため、見た目に活発で食欲があっても血液検査では異常値が見つかる・・・ということがあります。
それから、猫は「猫白血病」や「猫エイズ」「猫伝染性腹膜炎」といった伝染性の病気があり、これらの病気は潜伏期間が数年以上あって病気を「保有」している期間が非常に長くなります。
猫の多頭飼育の場合、集団にこの伝染病が入り込んでしまうと完全に駆逐することが難しくなるため、先住猫がこれらの疾患を保有していないことを確認し、あとから入れるネコちゃんもこれらの病気を持っていないかどうか確認してからいっしょにする必要があります。残念ながらこれらの検査は「最後に感染する機会があってから1〜2ヶ月後」までは結果を信用できない(陰性と出ても実は陽性だったり・・・)という事になるため、いつごろ検査をするといいのかはかかりつけの先生にご相談ください。
どの...2011/04/19 14:51 -
こんにちは。
完治したのにシャンプーと軟膏が必要というのはなぜでしょうね??
真菌は、毛の生えた動物では根治のなかなかむつかしい病気です。その一方で、真菌が存在していても健康な動物では症状が出ないことも多いものです。
よくみられるものとして、ブリーダーのところで真菌が蔓延しているが、症状の出ている犬だけを治療して症状の出ていない(でも真菌を持っている)犬を治療していない場合。その犬舎の犬すべてがは真菌に汚染されているということになります。
真菌は眼に見えないため、検査を繰り返して「ほんとうに大丈夫」と宣言するのに我々獣医師は非常に苦労します。見た目が綺麗に健康そうになっても「真菌がいない」となかなか言い切れません。
まずかかりつけの先生がいらっしゃるのであればよく相談してそのワンちゃんを診察してもらってください。そして、そのコに「真菌がいない」という状態になってからもともとのワ...2011/04/15 10:23 -
こんにちは。
「急性膵炎である」という前提でお話させていただきます。
急性膵炎は、場合によって命に関わる恐ろしい病気です。まずそこから回復されたということでなによりです。
急性膵炎の場合、きちんと治れば徐々に通常の食生活に近づけていく事はできると思いますし、お薬も徐々に減らしていくことが出来ると思います。しかし、それが完全に治っているのか、症状が軽減しているがふとした拍子に再発するのかはわかりません。もともとの食生活が健康的な食生活を送っており、ちょっと豚のおやつを食べただけで急性膵炎になってしまったとすれば、かなり刺激の少ない状態で急性膵炎になったということになり、少しでも再発を防ぐために厳密な食事管理と投薬を考えておられるのだと思います。これが乱れた食生活から起こったものであれば、そこを改善するだけでかなり膵臓に係る負担が減らせると考えるためです。
このあたりはよく先生と相談...2011/04/15 09:05 -
- 質問カテゴリ:
- 尿の異常
- 対象ペット:
- 犬 / ジャックラッセルテリア / 性別不明 / 年齢不明
こんにちは。
膀胱結石とのことですが、膀胱自体に結石があったわけでなく尿中に結晶があった状態ということですね。尿沈渣でストラバイトとあるのがその結晶で、これは顕微鏡で見ないとわからないくらい細かい砂粒状の物を指しています。
同時に赤血球、白血球、細菌が見られることから、膀胱炎が存在する可能性があります。尿中の結晶が原因で膀胱炎になることもあれば、膀胱炎が原因でストラバイト結晶が出ることもありますので、一度の尿検査ではすべてのことはわかりません。
さて、症状が「多飲多尿」とのことですが、実際どの程度水を飲んでいるでしょうか。尿検査では「尿比重」という項目が低い(猫ではきちんと測定して1.035以上が正常値)ですね。これは「薄いおしっこが出てしまっている」もしくは「濃いおしっこを作れない」状態です。この状態が続くのであれば普通ではありません。
エコー検査で腎臓に「負担がかかっている」という...2011/03/25 11:43 -
- 質問カテゴリ:
- その他
- 対象ペット:
- 犬 / ジャックラッセルテリア / 性別不明 / 年齢不明
こんにちは。
行動の変化については、それが体の不調を訴えているのか、環境中の問題なのかを鑑別するのは文章からではなかなかむつかしい物があります。
食欲があり、排泄がきちんと出来ているのであれば数日様子を見ても大丈夫と思います。環境中の問題なら数日で落ち着く可能性があります。
逆に数日で落ち着かない、嘔吐や食欲低下、下痢などの症状が見られたら、体の不調の可能性が高くなります。この場合は少しでも早く病院を受診されることをおすすめします。
一つだけ、文章中で気になったのは「耳ダニ」のことです。
耳ダニは適切に治療すればきちんと治る病気です。また病気の猫と接触しない限り発生しません(自然発生する病気ではありません)。このため、耳掃除だけでなく病院できちんと治療されることをおすすめします。2011/03/25 11:27 -
こんにちは。
私は放射線の専門家ではありませんが、少なくとも人体に問題のない範囲の放射線であれば、猫に影響はないと考えていいでしょう。特にTVなどで発表している「人体に問題のない範囲」というのはかなり安全よりに数値を設定していますので、少なくとも現時点では問題は起こらないでしょう。
レントゲン検査との比較は、分かりづらい数値を分かりやすく説明するために使用されています。レントゲン検査は毎日やり続けるものではないですから、実際に比較して何倍というのはあくまで仮定の話ですね。
水道局が発表している「長期的に接種しなければ問題ない」という「長期的」というのがどの程度を示しているのかわかりませんが、人間では摂取何十年後ということを考えなければならないのに対し、犬や猫では20歳程度までの期間を考えておけば十分ということもありますから、人間で問題ないとされるものは原則として問題ないと考えていただ...2011/03/24 10:22