杉浦岳 先生の過去の回答履歴一覧|23ページ目
全324件中 221 ~ 230 件目を表示
-
こんにちは。
呼吸が苦しいのは見ていても辛いですね。
まず、「レントゲンで肺が白い」というだけでは、喘息の他に肺炎や肺の腫瘍、肺水腫など様々な原因が考えられてしまいます。実際のレントゲン写真がなければ喘息かどうかの診断ができません。
喘息は一般的にステロイド剤や気管支拡張剤で治療をします。薬に反応するまで時間がかかりますが、1週間程度あれば改善が見られてもいいようにも感じます。飲み薬はきちんと飲めていますよね?また喘息を悪化させるような要因が身の回りにないかどうかも確認してみてください。家族がタバコを吸う、芳香剤などが室内にあるなどといったことは喘息を悪化させる要因となります。また、スプレーなどを近くで使うと刺激になる場合もあります。
こうした悪化させる因子が身近になければ、再度喘息かどうかの診断を確認する必要がありますので、改善がないことなどを獣医師に告げてより詳し検査(血液検査...2011/11/01 16:58 -
はじめまして。
猫のワクチンでは、5種類のうち3種類は「コアワクチン」といって、室内外の猫であっても感染する可能性があり予防したほうがいいもの、という位置づけになっています。
残る2種類は「ノンコアワクチン」と位置づけられ、必要があれば射ったほうがいいとされています。とはいえこの中の白血病ワクチンは1歳位以上の猫ではワクチンを打つ意味は殆ど無く(うった場合とうたない場合で感染を防御する力に差がないため)、特に完全室内飼いの猫ではうつ必要性は低いと考えられています。
なぜか「高齢になるとワクチンはいらない」と考えている方が多いですが、高齢になるほど抵抗力が弱くなりちょっとした病気が命取りになります。ワクチンをうたなくても伝染病にかからないかもしれませんが、かかって命取りになるかもしれないということです。人間でもインフルエンザのワクチンをうつ人もうたない人もいて、うたなくてもかからな...2011/10/25 11:06 -
- 質問カテゴリ:
- 背中・腰を痛がる
- 対象ペット:
- 犬 / ミニチュアダックスフンド(ロング) / 性別不明 / 年齢不明
はじめまして。
椎間板ヘルニアかどうかきちんとした診断をするためにはCTやMRIといった特殊な診断装置が必要で、通常一般の動物病院では検査が不可能です。また、検査に全身麻酔が必要になります。そのため、通常は症状、触診、神経学的検査、レントゲンなどから「椎間板ヘルニアの可能性が高いであろう」ということで治療を開始し、治療への反応を見て診断を固めていく・・・といった手順を取ります。
足の捻挫と椎間板ヘルニアは、神経学的検査と触診から獣医師であれば診断を間違う可能性はかなり低いと考えます(症状の出ている程度によりますが)。
また、多発性関節炎も、捻挫と似た症状が出ますが椎間板ヘルニアとは異なった所見が得られます。
血液検査の項目にもよりますが、多発性関節炎ではCRPの上昇などが見られる場合が多く、鑑別診断は可能だと考えます。
椎間板ヘルニアのグレード3は、幾つかの分類方法上がりますが通常は「足...2011/10/12 10:38 -
こんにちは。
心臓の病気は気になりますね。
まず、文面だけで考えると、急に食欲が出て体重が増える・・・・というのは心臓が悪い子の症状とは一致しませんし、エナカルドの副作用とも考えにくい症状です。
考えられるものとしては・・・
・心臓病が一般的にエナカルドで長期コントロールを目指す「僧帽弁閉鎖不全症」ではない、一般的ではない心臓病であった
・心臓病以外の病気がある
・心臓病以外の病気のせいで心臓病が悪化している
などというものです。
まずは一度今の状態を、最初に心臓病と診断した獣医師(お薬もそこからいただいていますよね?)に相談し、今の心臓の状態、心臓以外の全身の状態など評価して貰う必要があります。その上でエナカルドをやめたほうがいいのか、やめないほうがいいのか、他に何か治療が必要なのかどうかを考えてはどうでしょうか。2011/10/12 10:31 -
はじめまして。
お話からだけではなんとも言えない所がありますが、発作や虚脱と行った症状のようですね。10歳であれば比較的高齢ですし、上記の情報だけでは考えられる病気が多すぎてここには書ききれません。本当はその症状が出た直後の直ぐに病院に行くと色々な情報が得られるのですが、そうでなくても一度病院へ行って(出来れば詳しい状況が説明できるように、発作を見ていたご本人が連れて行かれるといいでしょう)診察を受ける必要があります。
発作や虚脱であれば、心疾患、脳内疾患、代謝性疾患、内分泌疾患など数多くの疾患で見られる症状の一つです。一度起きると繰り返し起きることもあります。もし病院受診前にまた同様の症状が出るようであれば、動画を記録しておけるとベストですね。
ひどい症状が出る前にぜひ診察を受けるようお伝え下さい。
2011/10/05 09:41 -
はじめまして。
8歳という年齢は、人間に換算するとおおよそ50歳前位。そう思えばまだまだ元気な年齢ですよね。それでも色々な病気が出てくる年齢です。特に不妊手術を行なっていないコでは子宮の病気が確かに気になる年齢です。
まず、手術で腎臓が悪くなることが「よく」あるというのは何かの間違いではないでしょうか。もしそんなことがよく起こるのであれば、今は不妊手術をしているワンちゃん/ネコちゃんがかなりの確率でいますから、世の中のワンちゃん、ネコちゃんの多くが腎臓が悪いということになってしまいます。
ただ、「絶対に腎臓が悪くならない」ということはありません。また「絶対に腎臓以外のどこも悪くならない」ということもありません。まず大切なのは今のミーちゃんの健康状態が、「見た目に健康」「ご飯を食べているから健康」という以外のきちんとした客観的証拠として評価されておく必要があります。これは血液検査や尿検...2011/10/05 08:50 -
はじめまして。
猫のワクチンには幾つかの種類があります。中身が多ければいいというものではなく、そのコにどれが必要かを考えて接種します。
三種混合ワクチンに入っている三種類の病気は、完全室内飼いでも空気に乗って、あるいは人間の服や物を介して持ち込むことがあり、接種しておいたほうがいいワクチンです。
四種、あるいは五種に入っている猫白血病ワクチンは、感染している猫との接触がなければ必要のないワクチンです。完全室内飼いで一匹だけ、あるいは猫白血病に感染していない猫だけを複数飼われている場合には全く必要のないワクチンです。
五種に入っているクラミジア感染症は、室内飼いで感染する可能性がないわけではありませんがワクチン接種するメリットは特にない病気です。
これらのことを考えると、三種混合ワクチンだけで問題ないと考えられます。
また、同じ三種混合ワクチンでもいろいろな種類があり、ワクチン...2011/10/04 10:42 -
はじめまして。
腎臓の評価は基本的には血液検査でおこないます。腎臓機能の数値が悪く、尿毒症を示す項目の数値が悪く無いというのが具体的にどの数値のことを指しているのかがわからずコメントが難しいですが、どんどん体重が減っている状態はすでに尿毒症に近いのではないかと推測します。
腎臓は、血液検査で腎臓に関する数値の上昇が見られたときは、たとえそれがほんの僅かの上昇であっても、すでに腎臓機能は正常時の1/4程度まで落ちてしまっていることを示します。早期の発見で、今されているような点滴や皮下補液で「悪化するスピードを遅くする」ことを期待しますが、発見された時期によっては進行を遅くすることも難しい場合もあります。
現在されている点滴・皮下補液の他には、食事療法(ただしこれは体重が減らない程度・・・もしくは減った体重を取り戻す程度に食欲があることが前提ですが)や内服薬があり、それらを可能な範囲で組...2011/10/04 10:36 -
はじめまして。
赤血球は体の中で常に新しいものが作られ、古いものが壊されて一定の数を保っています。その赤血球が少なくなる(貧血になる)ということは、新しいものを上手く作ることができていないか、古くないものがどんどん壊されているか(出血など)ということになります。背中の腫瘍の種類や現在の出血の程度、その他の血液検査の結果などが分かりませんので詳しいことはよくわかりませんが、考え方としては・・・
・腫瘍が原因で貧血をしていて今お薬で落ち着いているのであれば、根本的には腫瘍を取り除かなければまた貧血を起こす可能性があり、進行すればするほど貧血の改善も腫瘍の手術も難しくなる
・また調子が悪くなってから(貧血になってから)では麻酔のリスクは極端に高くなる
というところでしょう。
ちなみに高齢な猫への麻酔は、体の状態がきちんとしていれば(ましてや14歳なんて猫では高齢ではあるもののまだまだ元...2011/10/04 09:59 -
はじめまして。心配ですね。
突然両後ろ足が立たなくなる原因として一般的に考えられるのは、脊髄(背骨の中の神経)の問題や血栓が詰まって血液の流れが悪くなる(腰のところで起こりやすく両後ろ足が立たなくなることが多い)があります。いずれも健康に見えるコでも突然起こることのあるものです。麻酔や手術がひとつのきっかけになっている可能性はありますが、もともと何も無いのに麻酔や手術でそういうことが起こる可能性は殆ど無いと思います。術前検査などで注意していても予期しない麻酔のリスクがごく僅かではありますが存在してしまいます。
大切な事は考えられるものについて可能な範囲の検査と出来る限りの治療を行うことです。先生とよく相談し、どのようなことができるのかを考えてあげるといいでしょう。
早く良くなることを願っています。2011/09/14 11:47