杉浦岳 先生の過去の回答履歴一覧|32ページ目
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はじめまして。
Kleb.pneumoniaeは、口腔内などの常在菌(普段から存在し、基本的に悪さをしない菌)の一つです。それが外耳炎の耳から検出されたため「珍しい」とおっしゃられたのでしょう。
外耳炎の原因には様々なものがあり、細菌感染はそのひとつです。診察をした獣医師が細菌が原因の外耳炎であると判断したのであれば、感受性試験で効果のある抗生物質を投与するのは理にかなっています。
ERFXはエンロフロキサシンという抗生物質です。経口薬と注射薬が存在します。私は注射薬を点耳薬として使用するという方法を聞いたことはありますが、実際に処方したことはありません。使用されている先生がいるのは間違いありません。
また、内服薬とそうした薬を併用するということも行われる治療です。
感受性試験で効果があるとされているお薬を使う以上、その薬の効果がきちんと見られるかどうかが重要になってきます。効果がなければ試験結果...2010/12/07 15:22 -
はじめまして。
3ヶ月で成長期の猫が「離乳ができず偏食」というのは心配ですね。
通常であれば何でも良く食べる時期だと思います。
まずは一度体重、体格、健康状態を動物病院で獣医師にチェックしてもらうことをおすすめします。何か食べない理由があるのかもしれません。
食べないよりは食べるほうがいいですが、成長期のこの時期にはきちんと栄養バランスのとれたものを食べないと、将来的に問題が出る可能性があります。まずは食べない理由が病気ではないかどうかを確認し、もし病気でないのであればきちんと栄養バランスのいいものを食べるようにしていくしかありません。このあたりも、動物病院では離乳用の食事も含め与えやすいものを用意していると思いますから、健康状態のチェックと共にご相談されるといいと思います。
食べられるようになるといいですね。2010/12/07 15:08 -
- 質問カテゴリ:
- 手・足の異常 / 吐き気
- 対象ペット:
- 犬 / ラブラドールレトリバー / 性別不明 / 年齢不明
はじめまして。
実際に診察していませんのでなんともいえませんが、足を引きずるようなものと嘔吐はあまり関係がないように感じます。元気がなくなるのは痛みがあれば十分考えられます。
前足は見てわかるような「怪我」はないのですよね?10歳のラブラドールということになれば関節疾患や神経疾患など、様々な跛行(足をひきずる)を引き起こす疾患が考えられます。自宅で触って異常がなくても獣医師が触ることで分かる異常がある場合があります。足の痛みを起こす病気の中には嘔吐と関連するものもないわけではありません。
また、個人的には何も問題のない犬が一日になんども嘔吐するとは考えづらく、こちらも一緒に診察/検査してもらうといいと思います。
痛い状態が長く続かないといいのですが。2010/11/30 15:37 -
- 質問カテゴリ:
- ケイレンをおこす
- 対象ペット:
- 犬 / ラブラドールレトリーバー / 性別不明 / 年齢不明
はじめまして。
発作を起こす疾患にはいろいろなものがあります。
一般的には血液検査で異常が見られなければ、CTやMRI検査を行うか、それが出来なければ診断的治療を行うと思います。
抗けいれん薬は、基礎疾患を治療しているわけではなく、発作の頻度を減らしたり、程度を軽くする為に投与します。投与を急にやめると発作が起きやすくなるので注意がひつようです。
投薬をずっと続けるか、徐々に減らして行くのかは、発作の原因や今後の状態により変わりますが、最低でも半年程度の経過をみて考慮することになると思います。
投薬が一生必要でも、発作を繰り返すよりずっと安心です。
うまく発作がコントロール出来ると良いですね。2010/11/23 17:19 -
こんにちは。
痛みが続いているということで、心配ですね。
レントゲン写真をみていないので適切なお答えになるかどうか分かりませんが、文面から推測する限りは、レントゲンだけでの判断が難しいのでは無いかと考えます。主治医の先生と相談された上で、有用と判断されればCTやMRI検査のできる病院を紹介してもらうのも良いかもしれません。それらの検査の上で他にできる治療があるかもしれません。
痛みのない生活ができるようになると良いですね。2010/11/22 12:09 -
はじめまして。
猫ちゃんが多数おられるのですね。
まず、ワクチンにつきましては、一つは集団生活する猫の数が増えれば増えるほど、その集団の中に伝染病が侵入した際の被害がひろがり、駆除が難しくなるため、きちんと病気が予防できるレベルでの予防接種はされた方が良いと思います。またもう一つ、猫が高齢になればなるほど伝染病による体調の変化が大きく、場合によって命に関わることが考えられるということもあります。高齢で腎不全が進行した時点で伝染病になるのは命取りの可能性があるからです。エイズがあればなおさらです。
ワクチンの接種感覚についてはいろいろ言われていますが、個体の免疫力と日本全体のワクチン接種率の関連は無いとおもいます。家にいる6匹の猫ちゃんの接種率はあげておいた方が良いですし、それぞれの猫ちゃんに必要な免疫はつけておいた方が良いということです。その子その子に必要な免疫をつけるのに必要な接種...2010/11/22 11:33 -
- 質問カテゴリ:
- 手・足の異常
- 対象ペット:
- 犬 / ゴールデンレトリバー / 性別不明 / 年齢不明
こんにちは。
切除するかどうかは、この出来物がどういうものか、存在することで問題を起こすかどうかによるでしょう。どういうものであるかは獣医師が触診したり、細い針を刺して中身を少し採取して顕微鏡で観察する「針生検」を行ったり、必要に応じてレントゲン写真や超音波検査などを行って判断します。腫瘍なのかそうではないのか、腫瘍であれば良性なのか悪性なのか、腫瘍でなくても気にして舐めることで問題が起きているのであれば切除以外に方法がないのかどうか、そのあたりをこれらの検査で判断して、最終的に切除する必要があるかどうか、必要があるのであればどれくらいの範囲の手術が必要なのかを判断します。
一ヶ月でそれだけ大きくなるのであれば、あまり待たずに早く診察を受けたほうが、もし手術が必要な状態であっても傷が(少しでも)小さく済む可能性があります。
どうしても手術ができない、したくない場合の選択肢について...2010/11/19 15:00 -
はじめまして。
膀胱炎は排尿時に痛みが強く、不快感を伴いますが、それ以外の時は意外と元気なことが多いですね。人間が膀胱炎になるとかなり苦痛なようですが、犬や猫の膀胱炎はそれと比べると楽そうです(少なくともそう見えます)。
しかし、そうは言っても「細菌性膀胱炎」の場合は体内に細菌が侵入して起こる病気ですから放置しておいていいものではありません。細菌性膀胱炎を自然治癒させるほどの回復力があれば、症状が出る以前に治っているでしょう。
また、注射により調子が悪くなる可能性はゼロではありませんが、細菌性膀胱炎を放置しておいて命に関わるような様々な問題が生じる可能性のほうがずっと高く、また飲み薬だから調子が絶対に悪くならないというものではありません。もちろん健康状態に配慮できる範囲内で注射でも内服薬でもきちんとした治療をする必要があると思います。
それから、本件と直接関係はありませんが、猫...2010/11/19 14:56 -
詳しく経過をお書きいただきありがとうございます。
なかなか一筋縄ではいかない病態のようですね。
申し訳ありませんが実際に診察したわけではありませんので、分かる範囲でのお答えになることをご了承ください。
日本では、動物の治療に「安楽死」という選択肢が用いられることは非常に少ないと思います。それと比較すると、欧米の教科書では治療の選択肢に「安楽死」が入っていることが多いような印象があります。これは考え方の違いによるものなのか、それとも教科書的に書かれているからそのような印象をうけるだけなのか、はっきりしたことはわかりません。
脳炎のような病態なのだと推察しますが、どのような状態であっても、そのコが最低限の苦痛で日常生活が送れているのであれば、日本では安楽死にはならないのではないでしょうか。投薬により生活の質が保てるのであればそれが一番だからと考えられるからです。私も、安楽死は出来るこ...2010/11/19 12:26 -
- 質問カテゴリ:
- ケイレンをおこす
- 対象ペット:
- 犬 / ミニチュアダックスフンド(ロング) / 性別不明 / 年齢不明
こんにちは。
なぜフェノバールと臭化カリウムを飲んでいるのかが記載されておりませんので、一般的にそれらの薬が必要な状況であると考えて御返事させていただきます(根本にある病気の種類や程度によって使用するお薬など大きく変わりますので、その点ご了承ください)。
フェノバールと臭化カリウムで発作頻度が減っているということは、治療がうまくいっているということですよね。そういう意味では現在の主治医の先生の治療は間違いのないものなのではないでしょうか。お薬の処方についてだけがご不満なのであれば、その点を先生に伝え、細心の注意を払ってお薬を作ってもらうようにするのがいいのではないでしょうか(もちろんどんなときも細心の注意でお薬を作っているはずですが)。
転院した場合、きちんとした紹介状がなければ一般的には検査を一からやり直したり、投薬も転院先の先生の使い慣れたお薬になったりするのは致し方無いと思...2010/11/18 16:50