浅川雅清 先生の過去の回答履歴一覧|3ページ目
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追加のご質問ありがとうございます。
腫瘍に関しては、最終的には腫瘍と思われる部分を生検(細胞や組織を回収すること)をやらないと判断がつかないことが多いです。
膵臓の細胞診はあまり実施されない印象です。
が、膵臓に腫瘍を疑うなら、必要な検査でしょう。
内視鏡での消化管の生検はよくよく行われます。
消化管での腫瘍が疑われるなら必要でしょう。
ご参考になれば幸いです。2024/05/03 13:29 -
- 質問カテゴリ:
- その他
- 対象ペット:
- 犬 / ミニチュアシュナウザー / 女の子 / 13歳 1ヵ月
こんにちは。
クッシング症候群は、よく診断される疾患ですが、意外と解釈や治療が難しかったりしますよね。
実際のところ、測定のタイミングによりコルチゾールは思った以上に数値が上下する印象です。
ひとまず、再検査でコルチゾールがいい数値に入っていれば問題ないと思います。
が、体重5.2kgに対しアドレスタン30mgは、現在の獣医学からするとかなり高容量なので、慎重に治療にあたられた方がいいと思います。
さて、他の病気はないか?というご質問に関しては、ある可能性がありますので精査を行いましょう、とご回答致します。
特に、シュナウザーだと、特発性空胞性肝障害、甲状腺機能低下症あたりでしょうか。
もちろん、現在の胆嚢粘液嚢腫から肝臓の数値は上がることが予想されます。
それらの診断をする上では、肝生検やホルモン検査、CT・MRIが必要になると思われます。
ご参考になれば幸いです。2024/05/03 09:23 -
こんにちは。
慢性膵炎とのことで、心配ですね。
まず、膵炎の診断において、内視鏡で膵臓を検査する、というのはあまり聞いたことがありません。
内視鏡は、口もしくは肛門から挿入し、胃や小腸、大腸の精査を行う機械になります。
もしくは、腹腔鏡で膵臓の生検を行う、という意味なのでしょうか?
恐らくかかりつけの先生の提案の意味としては、慢性膵炎の裏に膵臓に腫瘍が隠れていないか、腹腔鏡や細胞診で精査を行うか、消化管型リンパ腫が兵併発していないか内視鏡で消化管の生検をするか、という意図なのではないかと思います。
もちろん、どちらも全身麻酔になりますので、確かにねこちゃんへの負担にはなります。
が、もし腫瘍が存在するのであれば、治療方法が大きく変更となるので、検査する価値はあるでしょう。
ご参考になれば幸いです。2024/05/03 09:15 -
こんにちは。
一晩明けてご様子はいかがでしょうか?
ヨダレに関しては、恐らくですが整理的な反応かと思います。
パブロフの実験のように、ご飯という条件に対し、反射的によだれが出てしまう子はたまにいます。
その他、吐き気や口の中の病気、自律神経を支配する脳神経系の病気で異常によだれが出ることがありますが、年齢とご様子からするとその可能性は低そうです。
引き続きよく様子を見て頂き、追加で変化があればご受診する形でいいかと思います。
ご参考になれば幸いです。2024/05/01 12:24 -
- 質問カテゴリ:
- 尿の異常 / 食事、栄養について
- 対象ペット:
- 猫 / アメリカンショートヘア / 女の子 / 7歳 7ヵ月
追加のご質問ありがとうございます。
食後に尿のpHが上がることから、食事の回数が多くなるほどpHが高い時間が長くなる可能性は考えられます。
その意味で、空腹時間を作った方がいいという話なのかと推察されます。
しかし私自身は、実際に食事回数が多いとストルバイト結晶のリスクがあがる、といったエビデンスを存じ上げておりませんので、なんとも言えないところです。
ご参考になれば幸いです。2024/04/27 15:59 -
こんにちは。
こちらは、角膜の黒色壊死症というものでよいのかと思います。
全く的外れなご回答でしたら申し訳ございません。
仰る通り、ヘルペスウイルスの関与が疑われています。
角膜表面に、かさぶたのようなものができてしまい、それが剥がれ落ちそうになると、角膜表面のかさぶたがあった部分が痛むような病態をとります。
基本的にはステロイドの点眼は使用せず、ヒアルロン酸や抗生物質の点眼、ヘルペスウイルスに対する点眼などを用います。
それでもコントロールができない場合は、外科的にかさぶたの下の部分を修復させるような処置をとります。
外科と内科の中間として、動物用コンタクトレンズの装着も選択肢です。
治療が難航する場合は、一度眼科専門医への相談も選択肢でしょう。
ご参考になれば幸いです。2024/04/27 14:12 -
- 質問カテゴリ:
- 尿の異常 / 食事、栄養について
- 対象ペット:
- 猫 / アメリカンショートヘア / 女の子 / 7歳 7ヵ月
こんにちは。
尿石症の管理は悩ましいですよね。
今回のストルバイト結晶は、尿の回収方法や検査までの汚染状況で、本来体の中で作られていなくて、検査誤差として陽性になることがしばしばあります。
一度、膀胱穿刺など、院内での新鮮尿での検査を推奨します。
1.空腹時間を作らないと尿がアルカリ化して、ストルバイト発症のリスクが高くなるという情報がネット上に散見されるのですが、これは獣医師の方からみても正しい内容でしょうか?
一般に、食後は尿のpHが上昇することが知られています。
なので、その意味で上記のような情報が出ているのだと思います。
2.対策として、ご飯を1日3回+間にカリカリ2粒入れた水を40ml×3回あげて、18〜6時の間は置き水だけにしようかと考えてますが、これは対策になってますでしょうか?
比較的しっかり飲水できていると思います。
もし、置き水を飲まない場合、ウオーターファウンテンのようなも...2024/04/27 14:03 -
こんにちは。
インターベリーは高価なお薬なので、費用がかさみますよね。
また、いつまで治療を行うのか不透明で、不安を感じられているのだと思います。
インターベリーそのものは、本来は犬への使用を前提をしていますが、近年では猫でも効果がある報告が出てきています。
しっかり勉強された先生だからこそ提案可能な治療法なのだと思います。
ご安心して頂いて大丈夫だと思います。
まず、インターベリーの効果は、上述の通り猫への治療効果のエビデンスはまだ少ないです。
ですので、投与期間や投与量、投与回数が定まっていないのが現状です。
投薬に関しては、ひとまず先生の指示に従いましょう。
ただ、頂いたお写真だと、歯肉炎は軽度のように思います。
放置するのは良くないですが、高価な治療薬を用いて治療するべき程度なのかは、疑問が残ります。
現状としては、目立った臨床症状もないとのことですし。
もちろん、悪化...2024/04/26 14:55 -
追加のご質問ありがとうございます。
一先ず体調が順調とのことで安心しました。
仰る通り、本人の性格、すなわちグルメになったことで好きなものしか食べないということも十分有り得ます。
また、生理に伴って食欲や体調、皮膚のコンディションにむらが出ることも十分有り得ます。
ご参考になれば幸いです。2024/04/26 11:42 -
追加のご質問ありがとうございます。
アジソン病に関しては、コルチゾールを測らない限り判断はつきません。
「食べ物自身にはかなり興味があるのにその時に食べたいと思うものじゃなければ食べない」ことに関しては、単に本人の性格か、もしくは口が痛いか、または「食べたらお腹が痛くなったことがあるから食べたくない」という意思か、と思います。
毛が抜けやすいのは、ホルモン疾患ではよく見られます。
便が変、黒緑ということは、消化管出血の可能性があり、また消化管出血はBUNが高くなりますし、慢性腸症のような病態が起きている可能性があります。
アジソン病から慢性腸症が起きることもありますし、慢性腸症でお腹が痛くて食欲がでない可能性もあります。
可能性の話ばかりして申し訳ありませんが、残る鑑別としてはアジソン病や慢性腸症と思われます。
ご参考になれば幸いです。2024/04/25 21:23