だいじょうぶ?マイペット

手術の影響と膵炎の影響のどちらでしょうか?

質問カテゴリ:
尿の異常 / その他

対象ペット:
/ 柴犬 / 女の子 / 9歳 0ヵ月

質問者:
三重県 / るなさん (この方の過去の質問 12件)

 
2023/09/20 06:36

子宮蓄膿症と診断された8/25の時点では
ALPが220(正常値は〜212)でした。

9/5 もう一度術前検査をしたら膵炎が発覚し
ALPは287とわずかに上昇しました。

9/7 膵炎が落ち着き、子宮蓄膿症の手術をしました。
血液検査をするとALPは337になっていました。

9/10までステロイドを投与して
ALP420〜500くらいを行ったり来たりしていました。

9/12
膵炎のことで検査をし、ブレンダを打ち
ALPは500に近いという状態でした。
多飲多尿も酷かったです。

【ここまではステロイドの影響かなと思うのですが…】


そして昨日9/19
(手術から12日目、ステロイド最終投与から9日目)

膵炎のことで血液検査をすると

CRPは0.8になっていてリパーゼも800台で
膵炎は落ち着いたかなという話ではありました。
が、白血球も正常値には戻らず貧血も残っていました。

ALPが580
一度も基準値を超えたことのなかったALTが174(正常値〜125)
ずっと0だったGGTは4(正常値0-11)

上記のように肝臓の数値に異変が見られました。 


子宮蓄膿症になってからずっと多飲多尿が続いていて
肝臓と関係あるのかも心配です。(12kgに対して1〜1.2L飲みます)

クッシング症候群の可能性も否定はできないということで
副腎をエコーで見てもらいましたが綺麗とのことでした。
(血液検査を行いたいのであれば来週やった方がいいと言われました)

胆嚢と肝臓にもエコーをかけてもらうと肝臓に小さくて複数ある病変が見つかりました。(胆嚢の泥もかなり溜まっていました。)

その病変は胆嚢と対照的なところで複数発生しているので
これだけあるならば手術が原因ではなく
以前からあったと思うと言われました…

攻めた検査をするならば生検という方法もあるけど
そこまで今は必要がないとのことでお薬で様子見になりました。

・だいじょうぶ?の先生方ならばどういう治療を行なっていくか
・この状況は一体何なのか
・レバーとキャベツを食べさせていることが数値と関係あるのか

どういった見解であるのか聞きたいです。
難しい話ですみません。よろしくお願いいたします。

  • 補足画像
  • 補足画像
  • 補足画像

こんばんは。
度々失礼致します。獣医師の浅川です。

兼ねてから今回のケースはクッシング症候群を疑っておりまして、今回もまだクッシング症候群の可能性を否定はしていません。
意外と、エコー検査で副腎が大丈夫に見えても、ホルモンを測定して見ると高値を示すことはよくあります。
また、貧血に関しては検査が進められていないようですが、ホルモン疾患の子は貧血を伴うケースが多々あります。

さて、まずはALPのおさらいですが、ALPが上昇する原因は、肝臓胆嚢の疾患、骨の疾患、ホルモンの疾患、この3つです。
それを数値で確認する「ALPアイソザイム」という外注検査があります。
こちらをやってみても良いと思います。

予想としては、肝臓胆嚢の疾患またはホルモンの疾患を予想していますが、胆泥症に対して治療していますでしょうか?
もし、治療をしているのにも関わらずALPが上昇するのなら、やはりよりホルモンの疾患を疑いますよね。

ここまで来たらもうホルモンの検査をしてしまえば白黒つくのではないでしょうか?
すなわち、クッシング症候群の検査としてのACTH刺激試験、甲状腺機能低下症としてのT4FT4の測定をしてみてはいかがでしょうか?
そうしない限りは、「この状況は一体何なのか?」に答えを出すことはできないと思われます。

また、これでもホルモン検査が正常値であれば、生検が必要でしょうし、特発性空胞性肝障害とかになると思います。

ひとまず、子宮蓄膿症という危険な状態から脱したことがとても安心しました。
膵炎も安定した数値で落ち着いており、膵炎の影響はあまりないように思われます。

ご参考になれば幸いです。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
皆様からの応援メッセージ、お待ちしております!
https://ofuse.me/ceb1bc10
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

投稿者 るな さん からの返答

浅川先生。こんにちは。
毎回本当にお心強いです。ありがとうございます。

やはりクッシング症候群の可能性もありますか…
あー、もう嫌ですね。一番恐れていたことです。

沢山の検査方法をお教えくださってありがとうございます。
貧血の検査はどういったことを行うのでしょうか?
ものすごく気になります。

クッシング症候群の特徴についてお聞きしたいのですが
もしクッシング症候群が発症している場合はフード嫌いの性格嫌な餌でもガブガブ食べますか?
食欲旺盛になると聞きますがあまり食べず、あの手この手で食べさせているくらいには苦労しています。
おやつ!と言っても前より落ち着いててそこまで反応しなくなりました。

そして退院後のマウンティングが酷すぎます。
私の膝を執拗に舐めまわした後、マウンティングが止まりません。追いかけてきて脚を噛んだり、マウンティングした後に水をガブガブ飲みに行ったりもします。散歩の時もわざわざ足を止めてマウントをしてきます…

母が言うには、食べ物をもらえないことが分かると水を飲みに行くように思うそうです。今まではおやつが生き甲斐だったのですが一切与えていないのでその辺のストレスや、入院に溜まったストレスが多飲多尿に繋がっているとは考えられないでしょうか?

そもそも、12.3kgくらいの肥満な柴犬が1日1リットル前後の飲水をすることは多飲多尿になってしまうのでしょうか?

胆嚢の投薬は
ウルソとスパカールを8/27〜9/5まで飲み
9/5〜9/9までは手術のために無投薬
9/10〜9/19まではウルソだけを投与してます(あと膵炎緩和のお薬も服用していました。)
今はウルソ、スパカール、コスパノン、クラバセプチンを服用させています。

長々とすみません。
お答えいただけると幸いです。
よろしくお願いいたします。

再び 浅川雅清 先生 からの回答

こんにちは。
追加のご質問ありがとうございます。

貧血の検査は、一口に言っても多様な検査になりますもので、詳細は割愛させて頂きますか、まずは顕微鏡にて赤血球を確認し、再生性、非再生性、低色素性、正色素性、など様々に分類するところがファーストステップです。
そこから考えうる疾患の検査を行って行きます。
添付頂いた資料では「小球性低色素性再生性貧血」と機械が判断しているようですが、あてにならない気がします。

クッシング症候群の症状に関しては、よく勉強されているようで仰る通り、多飲多尿の他多食、脱毛、体重増加なとが認められます。
当てはまる症状が多飲多尿のみのようなので(12kgで1Lの飲水は多飲でいいと思います)、もしかしたらクッシング症候群では無い可能も残されてると思います。
肝臓胆嚢に関しては治療されていてもALPが上昇しているので、やはりホルモン検査に進むのが一番明確に治療方針が立てられるのではないでしょうか?

また、入院や食生活の変化のストレスが多飲に繋がる可能性はありうると思います。
が、それもやはりホルモン検査をしてしまえぱ白黒つきますよね。

是非、今後の経過もご相談下さい。
ご参考になれば幸いです。

投稿者 るな さん からの返答

浅川先生。またまたご返答をありがとうございます。

昨日、吐いてしまい
元の主治医のところへ行き2ndオピニオンしてきました。

今の主治医とは正反対の意見で、
泥そんなに溜まってないよ!薬もこれとこれだけでいい!
エコーで見る限り癌もない!
多飲多尿なとALPが上がるのは
子宮蓄膿症と膵炎の影響が考えられるし点滴打ったら治る!

と明るく言われました。

クッシングについても今のところ否定的で
様子を見てとのことでした。

子宮蓄膿症って手術からどれくらいで完治しますか?
膵炎も同様、どれくらいで治るか知りたいです。
最後にブレンダを打ってから1週間と少し経ちましたが
吐いたということは未だ治っていない感じがします…

再び 浅川雅清 先生 からの回答

追加のご質問ありがとうございます。
こうも獣医師により言うことが異なると、治療方針も迷ってしまいますよね。
私自身のアドバイスもしかり、かもしれませんが……

子宮蓄膿症に関しては、今までの経験上、手術してしまえば一週間ほどで、理論上も治ると思います。
膵炎に関しては、慢性膵炎という形でしたら完治することはなく、付き合っていくものとなります。

百歩譲って、慢性膵炎で各種肝臓の数値が高かったとして、なぜ徐々に上昇するのでしょうか……?
こればっかりは私としては理解ができず、慢性膵炎とはまた別の疾患があるのでは、と予測したくなります。

元の主治医の先生が点滴すれば治ると仰るのであれば、実際に点滴して治るか確認してみれば良いと思います。
治らなかったら、やはりホルモン検査含め精査が必要なのではないでしょうか…?

ご参考になれば幸いです。

投稿者 るな さん からの返答

浅川先生
またまたご回答ありがとうございます

いろんな方針があって素敵ですが
私は素人なので、それを聞いて戸惑いが隠せません…

肝酵素上昇は膵炎でもなると聞きました
その後ステロイドで上昇して
そのまま高止まりしているのだと思っていました

元の主治医曰く、膵炎後に肝臓やお腹に炎症が起きて
肝臓の数値が上がることもあるよ!だから多飲多尿なんだよ!
とのことでした。
今の主治医は胆嚢と肝臓を気にしていて
クッシングの可能性もあるけど副腎に問題がないので
薬を使ってみて様子を見ましょう…といった感じです。

不思議なのが
元の主治医は胆泥はそんなに溜まっていないし胆管閉鎖も大丈夫!
今の主治医に見てもらった時は詰まっていたんだろうけど今は大丈夫だよ!薬はこれとこれとこれは要らない。これだけで十分!

と言うのに対して

今の主治医は
結構胆泥が溜まっていて、肝臓(胆嚢と対になっているのでおそらく胆管とのこと)に複数の小さな病変が見られるので胆管閉塞になるかもしれない…それで数値が上がっているのかも
写ってしまった限りは癌の可能性も否めない
生検は今はやるべきでない
薬で積極的に治療しましょうと深刻に言っておりました

エコーの初見でこんなにも食い違うことなんてありますか?
たった3日間の違いです
こんな短期間で薬が効くなんてことはありますか?

きのうは1ヶ月ぶりに散歩の速度が速くなり
1リットル前後だった飲水量が850mlほどになりました
これでも多飲でしょうか?

ホルモン検査はなんとしても受けないといけないですね

再び 浅川雅清 先生 からの回答

こんばんは。
獣医師により言うことが異なり困惑しますよね…
エコー検査を始め画像検査においては、その施設の機械の良し悪し、獣医師の腕の良し悪し、獣医師の主観がかなり反映されます。
薬の作用というより、評価する獣医師の違いにより、これだけ大きな意見の相違が出ているように思います。

お話だけ聞くと、今の主治医の先生の方が正確に判断されているように思いますが、なんとも言えませんね…

症状には波があると思いますが、ひとまず客観的なデータ(ホルモン検査)を集めていったほうがいいと思います。

ご参考になれば幸いです。

投稿者 るな さん からの返答

浅川先生。いろんな質問にお答えくださりありがとうございます。


昨日病院へ行き、診断していただいた結果
アジソン病ということが判明しました。

クッシング症候群と真逆な代わりに対して
全く同じ症状が出るのですね…

そして膵炎がぶり返しているそうで
その治療を終えてからアジソン病の治療に入るそうです。

肝臓の数値が上がっていて
以前、エコーで病変を見つけていただいたのですが
あれはアジソン病と関連があるのでしょうか?

再び 浅川雅清 先生 からの回答

おはようございます。
アジソン病でしたか。結論が出て良かったです。

肝臓のエコー検査にて認められた「病変」というのが、どんなものか文字のみでは推察できませんが、アジソン病で特異的な肝臓のエコーでの変化、というものは特別聞いたことはありません。

ご参考になれば幸いです。

投稿者 るな さん からの返答

こんにちは。

昨日、元の主治医に
クッシングではないかと再び念を押したところ
副腎を見てみましょうか?と言われ見ていただきました。

副腎がエコーに写るか写らないかくらい小さいので
これはホルモンが足りてないのではないか?という見立てになり
確定診断をしたいので、ということでCORの検査をしていただきました。

刺激を与えない時点でCORが1.0で
刺激を与えると1.5なので、アジソン病だろうという判断になりました。

浅川先生のホルモン検査推奨によりお陰様で診断が付き
治療を始められることとなりました。
ありがとうございました。

ただ膵炎がまたぶり返してしまい、肝臓の数値が上がってしまいました…

話は変わるのですが、

別の医院でも副腎を見ていただいたのに
小さいとは言われず、むしろ
「右の方が大きい…?」と言われました。

泥が溜まりやすいことからハナからクッシングを疑っていて
大きいか否かでしか気が回っていなかったのでしょうか?
誤診だったかと思うとゾッとしています…

エコーの機材についてなのですが
東芝のAplio300は良い機材なのでしょうか?
小さい病変も写りますか?

元の主治医は東芝のAplio300を使っていて
腫瘍のようなものはない
薬を飲ませすぎ
ウルソと抗生剤の2錠だけで良い
膵炎の影響でも肝臓の数値は上がるとはっきり言い切りました。
薬を飲ませてから4日でエコーに写っていた病変が
無くなるなんてことはありますか?
こちらの医師はALTは調べてくれましたがALPは未測定です。

ちなみに子宮蓄膿症でお世話になった医院でも
東芝を使っているようです。(多分最新機種です)

肝臓に(おそらく胆道だそう)病変のようなものがちらほら写っている
胆管が詰まるか顔か…みたいなことを確か言われました。
生検は今のところ必要ないので薬を飲みましょう。となりましたが
また誤診ではないかと不安が募っています。。。

今後、どちらの医院にお任せするべきだと思いますか?

再び 浅川雅清 先生 からの回答

こんばんは。
詳細な経過、ありがとうございます。

コルチゾールの結果は確かにアジソン病のようですね。
お力になれて幸いです。
治療を進めていけば、諸々の疾患のコントロールも上手くいくかもしれませんね。

残念ながらわたくしは機械には疎いもので…日頃別メーカー(日立)を使っているので、エコーの良し悪し、またどちらの獣医師の所見が正しいかはなんとも言えません。申し訳ございません。

どちらの獣医師にかかるべきかに関しては、ご相談者様のご意向にお任せ致します。
唯一アドバイス差し上げるとすれば、ご相談者様の気持ちを汲み取ってくれて、わんちゃんを大事に扱ってくれて、かつご相談者様のご意向に沿った検査治療を提案してくれて、院内で判断できない疾患は判断できる病院を紹介してくれるような獣医師にかかるべきかなと思いました。

拙い文章ではありますが、ご参考になれば幸いです。

柴犬の里親募集

下の情報から、グループサイト 『hugU(ハグー)』ページへと移動します。
※柴犬の里親情報を掲載しています。

獣医師への質問はこちらから

獣医師に質問する(無料)
回答獣医師

グループサイトのご案内

健康で楽しいペットライフをお手伝い
犬・猫・小動物などのペット里親情報サイト
ミテミテ みんなのペットコミュニティ
てくてく ペット施設情報検索・口コミサイト
クチコミ・施設写真投稿でポイントプレゼント
会員メニュー
会員登録(無料)
サービス
はじめての方へ
質問と回答
回答獣医師への質問者からの声
動物病院を検索
登録獣医師のご紹介
登録獣医師からのお知らせ・コラム
動物病院の求人情報
サイトについて
会社概要
当サイトへのリンクについて
利用規約・会員規約
個人情報保護方針(プライバシーポリシー)
インターネットにおける情報収集に関するポリシー
よくある質問
お問い合わせ
サイトマップ

グループサイト