伊東 彰仁 先生の過去の回答履歴一覧|4ページ目
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- 質問カテゴリ:
- 皮膚の異常
- 対象ペット:
- 犬 / ミニチュアダックスフンド(ロング) / 性別不明 / 年齢不明
皮膚糸状菌症などの初期によくみられる症状で、これが大きくなり、次第に中心が抜けてきて周囲にフケ状のものが見られます。ただ見た目判断は禁物です。皮膚病は治療前に検査をしておかないと、使用した薬で、あとの診断がつけにくくなるからです。
皮膚病の検査は、病院により異なっていると思いますが、うちでは次のようなスケジュールで行っています。
1:皮膚セロテープ染色
2:抜毛検査
3:皮膚掻爬検査
4:真菌培養(真菌、酵母の同定まで)
5:特異的IgE抗体検出による、アレルギー検査(各項目)
6:血液性化学検査(項目ごと)
7:血液塗抹染色(血球像、百分比)
8:ホルモン検査(各項目)
9:パンチバイオプシー
現在のところ、1~4まではルーチンで行っている検査で、必要に応じて5以降の検査をしています。
しかし、以降の治療や誤診を防ぐためにも、5~7はルーチン化しようと考えています。
皮膚病は、獣医師でも見た目...2006/12/11 19:17 -
- 質問カテゴリ:
- 皮膚の異常
- 対象ペット:
- 犬 / ミニチュアダックスフンド / 性別不明 / 年齢不明
膿皮症で、抗生物質が効かない場合、考えられることは2つです。ひとつは、現在使っている抗生物質に耐性がある場合で、これは培養と感受性テストで判断できます。もうひとつは、基礎疾患がある場合です。ベースに別の皮膚病が存在し、その皮膚バリヤが消失したところに感染が起きて、膿皮症化したものです。この場合は、その疾患を判別しなければ、一旦開放に向かっても、完治はせず、抗生剤を止めればまた悪化することになります。
ここからはよく書いていますが、皮膚病の検査は、病院により異なっていると思いますが、うちでは次のようなスケジュールで行っています。
1:皮膚セロテープ染色
2:抜毛検査
3:皮膚掻爬検査
4:真菌培養(真菌、酵母の同定まで)
5:特異的IgE抗体検出による、アレルギー検査(各項目)
6:血液性化学検査(項目ごと)
7:血液塗抹染色(血球像、百分比)
8:ホルモン検査(各項目)
9:パンチバイオプシー
現...2006/12/11 19:11 -
急性膵炎が疑われ、それに伴う高血糖なので、この程度の血糖値ならば、インシュリンで特に下げなくても今のところいいのでは。
点滴留置による入院と、経口かの摂取は、状態が治まるまでは一切行わず、消化管運動も薬で抑制します。
状態のモニタリングが大事で、血糖、カルシウム、アミラーゼ、リパーゼなど、常に経過観察が必要です。
おそらくこの状態を切り抜ければ、血糖値も下がってきます。
急性膵炎は、ケースによっては急死してしまう疾患のひとつですから、初期治療と予後判定は大事だと考えられます。2006/12/11 19:01 -
狂犬病に関しては、特に問題ないと思いますが、今後のことを考えると、狂犬病のワクチンで抗体価が上昇するのは、2回目摂取威光ですから、1かげつあけてさいてい2かい、その後1年以内の追加接種が必要になります。
そのほかにも、パスツレラなどは犬の航空内に75%ほど常在していますし、カンピロバクターなどは、犬の消化管内に常在している菌です。
3歳未満の乳幼児と、60歳以上の高齢者の場合、体が感染から守られる抵抗力が、一般成人に比較し非常に劣っています。
赤ちゃんが寝ている部屋への出入りは、やはり避けるべきでしょう。書いてあることを見ますと、犬自体が傷つけてしまう可能性も否定できませんから、手や足など動くものをおもちゃにしてしまう可能性もあります。
それとお母さんの手も、汚染されていることも多いので、手洗いを忘れないように。恐れることはありませんが、ちゃんとした知識と、節度のある飼いかたは、ペットオ...2006/12/11 18:46 -
症状からすると、顔面神経麻痺かホルネル症候群などが疑えますが、調べて見る必要があります。
外傷性や特発性の顔面神経麻痺の場合、3~8週で自然治癒することが多いようです。
ここで問題なのが、後肢のふらつきがどんなものなのかです。
先に上げたどちらも後肢のふらつきはないし、同側の後肢のみなのか、それとも両側に現れているのかによっても、また判断が違ってきます。通常両側に麻痺がある場合、脊髄の疾患のことが多く、顔面のそれとは似て非なるものです。
またふらつきが麻痺なのかどうかもこれだけではよく分かりません。
神経学的な検査が必要です。これらの検査(後肢を除く)は特に特別な施設は必要なく、どこででもできる検査です。2006/12/11 18:36 -
- 質問カテゴリ:
- 食欲の異常 / 頭、胸、腹を痛がる
- 対象ペット:
- 犬 / ミニチュアダックスフンド / 性別不明 / 年齢不明
手術をする前に、おなかに出来ているものが何なのか確かめてみるべきではないでしょうか。直接刺すのがためらわれるようなものなら、腹水中に出てきた細胞を遠心分離して集めて調べることも出来ます。
他に余病や、肺や心臓に異常は見られないのでしょうか?
確かに年齢的リスクはありますが、特に手術が出来ないまたはしてもメリットがないということがなければ、考え方の問題ですが、きったほうがいいと思います。
ただしあくまで、事前にすべて調べてからであって、切って調べるのは避けたいと思います。2006/12/11 11:53 -
- 質問カテゴリ:
- 食欲の異常 / 吐き気
- 対象ペット:
- 猫 / アメリカンショートヘア / 性別不明 / 年齢不明
白血球が多いから、白血病かも…通常ならば、細菌などの感染による炎症の可能性をまず疑います。白血球が7500ならば正常ですね。白血病は必ずしも白血病ウイルスによるものだけではないですが、簡易検査でウイルス抗原が調べられますから調べてみてはいかがですか?
そもそもリンパ腫は確定しているのですか?
確定されていないのでしたらリンパ腫でないものに、化学療法は意味がないどころかすべきではありません。
診断のみ、セカンドオピニオンを取ってみてはどうでしょう。2006/12/11 11:42 -
組織球種は、比較的判別しやすい腫瘍です。特に専門機関に検査に出さずに、摘出とレーザー蒸散を行っています。気になるようであれば、取ったものを確定診断に出せばいいのではないでしょうか。
膝蓋骨脱臼の手術は、その程度により手術を行います。また手術方法も程度により変えています(うちの病院の場合)。
おそらくヨーキーの場合先天的なものでしょうから、時期を変えて対側も必要になると考えたほうがいいでしょう。
通常連日でかけるわけではなく、ある程度日数を置くでしょうから、特に麻酔に関しては懸念していません。(基礎疾患があってリスクがかかっている場合は別です)
むしろ手術時間が長くなるようなことのほうを私なら避けます。
逆くしゃみは、麻酔下では止まってしまうと思います。2006/12/11 11:33 -
他の部分に比べて薄くなっているのでしたら皮膚病の可能性はあります。皮膚病の検査は、病院により異なっていると思いますが、うちでは次のようなスケジュールで行っています。
1:皮膚セロテープ染色
2:抜毛検査
3:皮膚掻爬検査
4:真菌培養(真菌、酵母の同定まで)
5:特異的IgE抗体検出による、アレルギー検査(各項目)
6:血液性化学検査(項目ごと)
7:血液塗抹染色(血球像、百分比)
8:ホルモン検査(各項目)
9:パンチバイオプシー
現在のところ、1~4まではルーチンで行っている検査で、必要に応じて5以降の検査をしています。
しかし、以降の治療や誤診を防ぐためにも、5~7はルーチン化しようと考えています。
皮膚病は、獣医師でも見た目診断は避けるべきです。
むしろ経験上分かったという場合は、改めて検査をして裏づけを取るべきです。
2006/12/09 15:58 -
肺炎なのですか?肺水腫を起こしてはいないのでしょうか?もし肺炎なのでしたら、原因は何なのでしょうか?多く見られる肺炎は、細菌によるものですが、これは耐性菌ではない限り、抗生物質が効果的です。これはネットで調べてあるようですね。
肺炎というのは症状名で、本来の病名とはちょっと違います。やはり命に関係する病気ですから、ちゃんと検査をして、適切な治療を受けるべきだと思います。
病院で、ちゃんと検査をして、病気の原因と、治療スケジュールを立てた、計画的な治療をお願いするか、病院を変えてみるかすべきではないかと思います。2006/12/09 15:55