井上 平太 先生の過去の回答履歴一覧|153ページ目
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どのような順番で検査を行うか、どの検査を重要視するかは動物病院によってかなり異なります。獣医師の得意不得意や経験によっても、動物病院の設備によっても異なってくるでしょう。もちろん何を疑っていくかによってもかなり検査内容に差異が出てくると思います。
何しろ嘔吐という症状はかなり多種にわたる病気で発生する症状といえます。さらに別の項目の血液検査を行い内科的問題をクリアーにするべきなのか・実は外科的な問題があり試験的開腹手術が近道なのかは、実際に見た獣医師にしか判断はできかねると思われます。
次に前回の麻酔との間隔の問題ですが1ヶ月経っているのであれば気にしなくても良いと思います。もちろん気管チューブは使うべきです。ただし、麻酔には常に一定の危険性は伴います。この犬種ではなおさらだと思います。
最後にどちらの病院で内視鏡検査を受けるべきかの質問に関してです。私個人的には軟口蓋過長の手術...2008/01/23 01:14 -
先天性の膝蓋骨脱臼との診断だったのですね。この病気に関しては手術をしなければならないと言う事はございませんが、一般論としては手術が勧められます。早い段階で手術をした方が術式上無理がなく回復も早いとされております。
しかし、この病気では通常の場合、食欲不振は起こりません。緊急で行う手術ではございませんので、あわてずに、食欲などの体調の回復を待ってからでも遅くはないでしょう。
担当獣医師とよく相談されて納得の上で手術に望んでください。あせって判断する必要はございませんが、年単位で様子を見てしまうと、なかには歩行困難になってしまう例もございます。
お大事にしてください。2008/01/23 00:46 -
肝臓に優しい食事は、ほとんどの高齢犬の健康維持に役立つことと思います。検査によって他の問題がある犬の場合には最適なフードが別にあるかもしれませんが、検査の上で薦められたのであればご心配には及ばないのではないでしょうか。
少なくとも診察もしていないし検査データーも見ていない獣医師の判断よりは処方した獣医師への率直な相談が一番の安心につながると思います。
お大事にしてください。2008/01/22 01:22 -
本当のところは、やはりバイオプシー(生検)により細胞診といわれる病理検査を行わないとわかりません。
確かに、私も固さや見た目や成長のスピードや年齢や犬種を加味して経験的な判断(実は単なる推定)をすることもございます。しかし、あくまでも「・・・・」の可能性がありえるという程度のものです。正確に「何%の確立です」と、言える物ではございません。
ご心配でしたら検査を受ける事を提案いたします。針を刺して注射器で細胞を少々吸い取るだけですので、そんなに辛い検査ではございません。ほんの少しの時間で終わります。取れた細胞を病院内で染色して顕微鏡で見たり、さらに病理医の診断を仰いだりいたします。確定診断には10日前後を要する事もございます。
針の太さは献血で使う程度ですが、痛みに弱い動物の場合には飼い主の希望があれば鎮痛剤や局所麻酔や短時間の全身麻酔を施して検査に望む事もできます。ご安心ください。...2008/01/22 01:13 -
今でも右の前足を使い辛く、うまく歩けないのであれば、自己診断は禁物です。まして実際に足首の上が腫れている訳ですから診察を受けたほうが良いと思われます。
触診で異常が無ければ、必ずしもレントゲンなどで費用がかかるわけではないでしょうし、最終的な検査の判断は飼い主の方にございます。病態によっては内服薬だけでおさまる可能性もあるでしょう。もちろん無処置でも自然治癒する病気かもしれませんが、治癒期間を早く楽にすごさせるのも治療の目標になると思います。
お大事にしてください。2008/01/22 00:55 -
あくまでも簡素化した説明ですが、腎臓では糸球体というところで血液からろ過して尿を作り、さらに尿細管というところで水分などを再吸収して、濃縮した尿を尿管を通して膀胱に送ります。腎不全に陥りますと尿細管での再吸収が真っ先に衰えますので、薄い尿をたくさん排泄することになります。このために、体にたまった毒素を排泄しづらい割りには、水分がたくさん排泄されてしまい、脱水気味になります。
そのようなわけで、体は失った水分を大腸内の便から最大限に吸収するため、からからに乾いた硬い便になってしまいます。これが便秘の原因です。
あまりひどい場合には、一番の治療法は定期的な点滴(皮下補液など)に通うことです。そこまででは無いのであれば、ドライフードを水でふやかして与える事も一法です。
動物病院でも便秘を改善するためのサプリメントや薬を処方しているはずですので、一度相談すると良いでしょう。
また、ネ...2008/01/22 00:44 -
- 質問カテゴリ:
- ペットトラブル
- 対象ペット:
- 犬 / ミニチュアダックスフンド / 性別不明 / 年齢不明
他の患者さんがいらっしゃらなかったのはその病院も昼休み中だったからではないでしょうか。ご自身が丁寧な診察で納得がいったのであれば、あなたにあった病院だったと言えると思いますが、いかがでしょう。
さて、たまねぎ中毒についてですが、犬によりネギの許容量はかなり異なります。ですので、症状が出ていないからといって食べていないとは言い切れません。ネギのエキスがほんの少し溶け込んだスープでしゃぶしゃぶした肉を一切れ食べても血尿と下痢でぐったりしてしまう犬がいる反面、たまねぎのかき揚げをむしゃむしゃ食べてもなんともない犬もいます。
対処法ですが、一般的には発症した時に治療すれば通常は大丈夫です。ただしタマネギに弱い子が食べてしまった直後であればすぐに催吐薬を使って吐かせるのも一方です。
今回の場合現時点でなんとも無いわけでしょうからもうご心配は要らないと思います。
なお、タマネギ中毒はユリ...2008/01/14 23:23 -
外陰部の形状や出血など見た目で発情期といえる期間は3から4週間ほど続きます。その中で本当の意味で交配適期といえるのは1週間程度です。実際には最初の出血から1週間から2週間の間がそれに当たります。
しかし、かなり個体差がございますので動物病院で膣垢の顕微鏡検査を行いませんと交配適期は判別しません。今回の場合にはメスが受け入れた事とオスがかなり積極的になった事を考えると、妊娠できた可能性は十分考えられます。
確実な妊娠診断にはかかりつけの動物病院への相談が必要です。診断可能な時期は検査法や経験によりかなり異なりますので、直接尋ねると良いでしょう。いつごろ診察を受ければよいか指示されると思います。なお、人間のように尿検査で簡単に分かる方法は残念ながらございません。
お大事にしてください。2008/01/14 23:05 -
乳歯の犬歯が残ったままですと、上手く同居している状態とは言えません。乳歯と永久歯の隙間から細菌や歯石が侵入し易く、歯槽膿漏や歯根膿瘍になり易いと言えます。若いうちはなんとも無いようですが10歳前後には歯を失うことになりかねません。
昔のように犬の平均寿命が10歳未満だった頃には気にしなくてもよかったのかもしれませんが、現在のように犬も高齢化社会になってくるとそうは行きません。心臓病の原因になるというデーターもございます。
また、折れて歯髄が見えたままの歯を放置いたしますと、そこから細菌が入り込む事がございます。痛みの有無にかかわらず診察を受けましょう。
お大事にしてください。2008/01/11 00:38 -
髪を結ぶゴム程度であれば、通常はそのまま便の中に出てきます。ただし、何か飾りが付いている場合には腸閉塞などの問題が生じる事がございます。
食欲が落ちていると言う事は別の問題が隠されていることも考えられます。食欲不振が続くようであれば診察を受けたほうが良いでしょう。
お大事にしてください。2008/01/11 00:28