中津 賞 先生の過去の回答履歴一覧｜19ページ目

爪の疾患には細菌感染による化膿で黒くなる場合、腫瘍で黒くなる場合があります。いずれにしても、一度獣医師に診せて、何が起こっているのかを御知りになるほうが今後の為にも良いでしょう。おびえるネコの場合には、ネコは体に接触しているものがあると落ち着きますので、洗濯ネット等に入れてから軽くタオルで包んで、バッグに入れて運ぶと不安がらせずに済みます。バッグにいきなり入れると不安になり、落ち着きません。診察を受ける時も、落ち着くまで洗濯ネットのまま診察台に乗せて、まず外から観察・診察を始めてもらうと良いでしょう。

質問の詳細を見る

外耳道に潰瘍を伴う外耳炎と思われます。獣医師による診察を受けて確かな治療をする必要があります。抗生物質は短期の使用ではかえって耐性菌の出現を招き、治癒が困難になります。獣医師の指示に従ってください。

質問の詳細を見る

胃粘膜に炎症や潰瘍がありますとこのイヌの様な症状を現します。制酸剤のシメチジン、ファモチジン等が奏効する事があります。投与量や回数は獣医師とご相談ください。

質問の詳細を見る

まず消化器系に異常がないか検査を受けて下さい。異常がなければ次ぎの心理的な治療が必要です。
外出する際にはイヌにこれから出かける事を悟られない様にいつの間にか居なくなっている事が大切です。出かけるよと声をかける事は一層イヌを不安な状態にしてしまいます。服を着替えているところも見せないで下さい。電灯もつけたままで、テレビもつけたままにしておいて下さい。帰宅時にはすぐにイヌのところに行かないで、いつの間にか帰っていた事になる様にします。こうした飼い主側の心得がこの嘔吐を止めさせる重要な条件です。飼い主もイヌも互いに心理的に独立する必要があります。最初は近くの買い物に出かけてください。そしていつの間に帰っているようにします。最初はせいぜい３０分くらいで、帰っているようにします。だんだん時間を長くしてゆきますとイヌも気にしなくなります。
どうしても嘔吐が止まらない時は抗うつ薬を処方してもらいま...

質問の詳細を見る

脾臓は流血中の赤血球を１個１個けんさをして、再度血管戻すか、壊して再生の材料にしている期間です。また流血中の異物や病原体を取り除いている期間です。でもこうした機能を持つ組織は全身の至る所にありますので、脾臓は腫瘍等で取り除いても全く生命現象には支障を及ぼしません。その為、小さな脾臓は何も問題を含んでいません。健康な所見です。口内炎あるいは口狭部潰瘍はないのでしょうか。臼歯の奥の粘膜部の潰瘍を口狭部潰瘍と言います。案外多い病気です。大きく口を開くと簡単に口内を観察できますので一度検査を受けてみて下さい。

質問の詳細を見る

頸椎の椎間板ヘルニアの疑いがあります。激痛ですので、早く真剣な治療が必要です。まずレントゲン検査で椎間の狭窄部位があるか検査をします。頸部をカラーで固定し、ステロイドの注射と非ステロイド性消炎鎮痛剤の投与で多くは症状が改善します。その後も頸部のカラーによる固定は２ヶ月くらい続けて再発を防止します。前肢の運びに影響が出ている時や、麻痺で歩けなくなった時は早期にMRI検査を実施して、椎間板物質の脊椎腔への移動の様子を観察します。その結果に基づいて手術部位と手術法を決定し外科的に対応します。

質問の詳細を見る

まず眼科の検査を受けて下さい。前眼房内のフィブリンや血塊の浮遊、硝子体管濁の有無は特に重要です。眼科が異常なければ、脳疾患を疑います。またテンカンの小発作の可能性もあります。テンカンの薬を飲ませて治まるか見る方法と、最初から脳波検査を受ける方法があります。またMRIの検査も必要になるかもしれません。血糖値が低い時には一時的に意識が喪失して動けなくなっている事も考えられます。すぐに診察に連れて行って下さい。

質問の詳細を見る

ネコはヒトやイヌと違ってインスリンの感受性が高く、少量で良く血糖を抑えますが、代謝が早く、６から１２時間しか効果が持続しません。それで日に２回の注射になります。投与量を加減する時は４８時間以上に渡って血糖を時間経過で測定して、血糖曲線を観察して、１８０～２００mg/dlの少し高めですが、安全を見越した投与量を求めます。通常３日以上入院が必要になります。低血糖は飼い主が気付かないで意識が喪失した状態が２時間以上持続しますと脳死状態になり、回復できません。血糖は肝臓がうまく働いていて初めて下げる事ができます。過去に体重が激しく低下していた事から肝臓はかなり痛んでいると推定されます。肝臓の機能についても充分に検査する必要があります。以上です。

質問の詳細を見る

慢性腎不全ですので、この数値は激しい尿毒症で、極めて悲観的です。やがて血液の凝固にも支障を来して吐血や下血が始まります。予後は極めて悪いと言えます。精一杯看護してあげて下さい。

質問の詳細を見る

胃の出口は幽門と呼ばれます。この幽門が狭窄する事は時々見られます。原因不明の事も多いです。解決法としては胃からの食物を通過させる為のバイパスを外科的に作る必要があります。胃の大弯側に十二指腸を吻合します。こうした事も一つの解決策です。

質問の詳細を見る