是松 壮一郎 先生の過去の回答履歴一覧|24ページ目
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こんにちはzeeboさん
吐き気が続き、体重も落ちてきているzeebくんのこと心配だと思います。
早速ですが、6月のバリウム検査でひっかかったという十二指腸あたりの異常は、その後検査は進めましたか?
エコー検査や、経時造影撮影などで、実際に異常があるかどうか詳しい検査をした方がいいのではないでしょうか。
異物等により通過障害を起こしている可能性も考えられます。
高齢ということで、慎重にならないといけませんが、血液検査などで、肝機能腎機能に異常が無いのであれば、試験開腹、異物排除という手段も選択できるかとも思います。
体力が落ちてきて、それらの手段も取れなくなる前にまずは十二指腸に見つかった異常を確かめる必要があると思います。
参考になれば幸いです
どうぞお大事になさってください
2010/10/14 11:10 -
- 質問カテゴリ:
- 性器の異常
- 対象ペット:
- 犬 / ラブラドールレトリバー / 性別不明 / 年齢不明
こんにちは、liberty0701さん
ご質問の中にもある通り、大型犬のヒートは小型犬や中型犬に比べると少し遅めに始まる傾向があります。また、2歳過ぎてから通常のヒート、排卵が始まることもあります。また初回のヒートは出血量が少なく、飼主さんが見落とすこともあります。
今回も、様子を見ていただければいいと思いますが、2歳過ぎてもヒートが来ず、心配であれば腹腔の超音波エコーと膣粘膜の検査を受けていただければ充分でしょう。
発情期の周期は脳下垂体がコントロールしており、時にこの脳下垂体のホルモン分泌異常から発情が来ない子もいますが、その場合でもそれが命にかかわる病気ということではなく、治療は必要ありません。
どうしても繁殖に使いたいということであれば、様々な検査をした後、卵巣が正常であることを確認した上で卵胞刺激ホルモンを注射し排卵を誘発しますが、今回はひとまずは様子を見てあげてくださいね
参考...2010/10/14 10:49 -
こんにちは、h-muraさん
moppun君とともによくがんばっていらっしゃいますね。
7月にも回答させていただいた是松です。
その際にも述べた「慢性腎不全という病気は進行性の病気です」という言葉。
今回のように少しずつ腎臓の機能が失われていきmoppun君の体力を奪っていきます。
我々獣医師は、こういった進行性の病気に対してその進行を遅らせていく治療しかできず、またその治療に対して反応が悪い場合も多々あります。
しかしその中で、h-muraさんは充分な治療をされていると思います。
毎日治療をがんばっているからこそ、この夏を乗り切りmoppun君と秋を迎えることが出来ているのだと思います。
打つ手が無いのではありません。充分な治療を今現在もやっていらっしゃるのだと思います。
実際に診察していない立場ではありますが、血液検査の数字的にも臨床症状的にも、また、超音波検査の所見を見ても、慢性腎不全の治療をすることは正...2010/10/14 10:26 -
こんにちは、ミューミューちゃんの飼主さん
おしっこに赤い塊が混じっているとのことですね。
異物の検査もしているようですので、その上での見解を述べたいと思いますが、恐らく尿道の炎症から出血し、尿道の中で血餅(けっぺい)となっているのではないかと思われます。
繊維素というのは、たとえば何かの腫瘍や膀胱壁の細胞というわけではなく、出血が起きた時に血小板と一緒になって血液凝固がおこさせ、止血をするものです。
ですので、今回検査に出されたものは「繊維素、赤血球、炎症細胞」ということなので、血がゼラチン状に固まったもの(血餅)であるといえます。
通常、膀胱内で炎症性出血があった場合は、目に見えるほどの血餅が形成されることは少なく、今回の異物の原因として膀胱の異常はあまり考えられません。また同じく腎臓や尿管(腎臓から膀胱まで尿を運ぶ管)の出血で出来た血餅がそのまま膀胱内にためられおしっこと一緒...2010/10/13 10:31 -
こんにちは、綾香さん
キキちゃんの眼の写真見せていただきました。
どの位、眼の虹彩縁と呼ばれる部分(黒目の縁の部分)に近接しているのか、浮遊性は無いか、周囲に血管新生や浸潤は見られないか等をもう少し調べないといけませんが、一番可能性が高いのは虹彩嚢胞なのではないかと思います。
その他には、新生物(腫瘍)の可能性もありますが、それらであれば、もう少し血管新生や虹彩の変形が見られると思います。また、新生物の場合は眼球の摘除手術が第一選択肢になってきます。
虹彩嚢胞であれば、視野の狭窄が軽度で生活に支障がなければ、手術は必要ありません。原因は、遺伝的なものや怪我など原因がはっきりしている場合もありますが、加齢により自然発生的に見られる事も多いようです。治療も特になく、悪性の新生物の可能性が無いかの経過観察の診察のみを3〜6ヶ月に一度受けてもらえれば大丈夫じゃないでしょうか。
また、視野の狭...2010/10/12 09:58 -
こんにちは、hinadoriさん
おそらくは、鼻腔付近の異常から空気が漏れて皮下気腫を起こしているのだと思われます。
通常は鼻腔付近の異常(たとえば骨折や穿孔)が治れば皮下気腫も良くなることが多いのですが、25ccのエアが溜まっていたということだと、かなり大きな気腫になりますね。
鼻出血等は止まっているか、気腫を圧迫するなどしたときに、逆流性に空気の漏れている場所が特定できないか等を調べながら、治療を進めることになると思いますが、あまり頻繁に空気を抜くと皮膚の弾力、抵抗力が失われるため長引くケースもあります。
まずは、空気の漏れている場所の特定と、治療が一番ですね。
ご質問の皮下気腫そのものがすぐに命にかかわるということは少ないと思います。急激な容態変化も無いでしょう。
毎日の治療が必要かどうか、手術の適応症例かどうかは実際に診察したり、レントゲンやMRIといった必要な検査をした上でないと判断...2010/10/10 10:12 -
- 質問カテゴリ:
- その他
- 対象ペット:
- 犬 / ミニチュアダックスフンド / 性別不明 / 年齢不明
こんにちは、xmahomahoxさん
ガアラ君の皮膚の様子、気になることと思います。
若干、情報が混乱しているようですので、少し説明させていただきます。
まず今回測定されたというTGFという値の話ですが、正確にはaTGF-β1といい、免疫に関係する細胞が産生するタンパク質量の測定になります。
これらは、アトピー性皮膚炎以外にも様々な組織の活性化や癌などでも上昇します。
そのため、TGFを腫瘍マーカーとして測定する場合もあります。
今回の検査では、まず第一段階としてaTGF-β1を測定しアトピー性皮膚炎の可能性を探りましたが、その後Th2cell/CRTh2定量とCyTh3定量をしてそのアトピー性皮膚炎の重症度等を判定、さらに治療をしながらのTh2cell/CRTh2定量またはCyTh3定量で、治療効果の判定という手順になると思います。
ただ、最初の段階でこの検査から始めることは先生の方針もあるのでしょうが、わたしならまず行ないません。よほどひ...2010/10/07 18:16 -
こんにちは、gwashiさん
早速ですが、イチくんの爪は、切除すると生えてこないという事でしょうか?
それとも、すでに根元の部分がダメージを受けているので、切除してもしなくても再生しないからということで切除して、生検に出すということなのでしょうか?
もしかすると、再生の見込みが無い部分を切除して検査に出すということなのではないかな?とも思えますので、一度確認してみてください。
また、今回のような事例では、細菌性その他の爪囲炎の影響等も考えられますので、局所塗抹等の培養検査や、顕微鏡検査をした上で最後のステップとしての切除生検が望ましいと思います。
爪が生えてこなくなるリスクがある爪母を傷つけての生検は慎重にすべきです。
担当の獣医師とよく話し合ってイチくんにもストレスの無い方法で検査をしてもらってください。
なお、爪の異常ですが、当院でも上記の細菌性爪囲炎や、真菌感染症から爪がもろ...2010/10/07 17:05 -
- 質問カテゴリ:
- 目の異常
- 対象ペット:
- 犬 / ラブラドールレトリバー / 性別不明 / 年齢不明
こんにちはmoetちゃんの飼主さん
一年間水を張りっぱなしのプールでは水もかなり汚れていたのだと思いますが、そのせいで結膜炎や感染性の角膜炎、さらにはブドウ膜炎なども疑われます。
それぞれの状態に応じて使える眼科薬も異なってきます。
早急に眼の診察を受けて、症状に見合った薬の処方を受けてください
早ければ早いほど回復も早いですし、痒みや痛みもあるため自分でこすり、角膜などに傷が入ると悪化してしまいます。
食塩水ではなく生理食塩水での洗浄も洗い流しには有効ですが、場合によっては目やにの量が増え、悪化することもあります。
また人間の使う市販の目薬も同様で、使えるものはありますが、症状、病態によっては悪化させるものもありますので、むやみに使わず、まずは診察を受けて、特に眼球周りを見てもらってくださいね
参考になれば幸いです
どうぞお大事になさってください
2010/10/05 10:09 -
こんにちはzhouyangさん
手術が必要かどうかは診察して、大きさや成長の度合いを見ながらになると思いますので、この場で判断することは出来ません。
一応は直径3センチという基準があって、3センチ以上の大きさになった腫瘍の場合、摘除手術後の再発率が80%以上と急に跳ね上がるので、(それ以下だと二年再発率35%)どんな腫瘍であっても、その大きさになるまで放っておいてはならないという線引きはしてあります。
ただ、3センチ以下であっても、悪性度が高くリンパ浸潤性が高い場合は早期の手術が必要になると思いますので、折角見つけた異常を早く獣医師に診察してもらってください。
また、悪性か良性かの判断には、摘除した組織の検査が必要ですので、それもあわせて手術の際に獣医師に依頼されることをお奨めします。
参考になれば幸いです
どうぞお大事になさってください2010/10/05 09:42