北森 隆士 先生の過去の回答履歴一覧|13ページ目
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ジアゼパムは、あなたが書いているように安定剤です。
イヌの痒みを伴うある種の皮膚炎に使用することによって、
ワンちゃんのイライラがとれて、痒みをコントロールできる
ことがあります。薬効的には安定剤ですが、先生は痒みの
減少をターゲットに処方されているのではないかと思います。
プレドニンは、最も汎用されるお薬です。いわゆるステロイド
(副腎皮質ホルモン)というものです。脱毛症(原因不明)に処方
するというよりは、痒みの抑制、あるいは痒みの原因が何がしかのアレルギーによっておこっているのかどうかを確かめるために
処方するものです。2007/10/05 22:10 -
- 質問カテゴリ:
- 体重の異常 / 食欲の異常
- 対象ペット:
- 犬 / ジャーマン・シェパード・ドッグ / 性別不明 / 年齢不明
お悩みの事と思います。
貧血は色々な疾患からおこります。
内臓の機能的なものでいれば、甲状腺ホルモンを測るべきです
。甲状腺機能低下症ならば、貧血が起こります。
続いて、貧血が、どのようなタイプのものか(再生性とか、
再生不良性とか色々あります)を調べるべきです。腫瘍の
検査もすべきかもしれません。レントゲン、エコーなどが
有用かもしれません。
>食事はシニア用を与えていますが、高エネルギーのもの(成犬>>用)でもいいのですか。人間が食べているものは欲しがるので、
今はとにかく栄養だけは補給すべきです。
高エネルギーのものを与えても良いと思います。
お大事にしてください。2007/10/05 22:02 -
- 質問カテゴリ:
- 性器の異常
- 対象ペット:
- 犬 / スタンダードダックスフンド(ロング) / 性別不明 / 年齢不明
非常に難しい質問です。
古くから良く知られた、避妊手術の時期と将来の乳腺腫発生リスク(発生率)との関係についてのデータに、初回発情前手術0.5%、2回目発情前まで0.8%、2回目から3回目(4回目前)まで26%で、その後はあまり変わらないというものがあります。
しかし最近、手術の年齢があがるにつれて、やはり発生率が徐々に上がるという報告もでてきています。ただ、年齢のグループ分けが2歳ごとの単位になっています。なので、3回目と4回目でどれほど将来の乳腺腫発生リスクが異なるか、明確にはいえないと思います(もちろん、はやければ早い方がよいと言う推測は、当然、その結果から読み取れますが・・・・)。
>発情を見送ってから手術に臨むべきか、多少出血が多くても手>術に臨むべきかを迷っています。
通常、発情中、発情後1ヶ月以内は、臓器の活動性が増している
ため、血管の発達などに伴って出血量が若干増えたり、組織...2007/10/03 19:23 -
ご心配のことと思います。
嘔吐、下痢は、飼い主さんにとっては非常に分かりやすい病状ですが、反面、獣医師としては原因を多岐にわたって検討しなくてはいけない(胃腸炎、潰瘍、異物、膵炎、腎臓、etc etc・・・・)やっかいなものです。また、原因は何であれ、
嘔吐が続くと脱水が進みそれだけで命に関わることがあります。
まずは、入院して、脱水を補正して(治療して)、ひとつひとつ
原因の追究をしていくべきです。
>膵炎の症状はは下痢をするみたいですがこの子は下痢はしていません。
膵炎の症状は、様々です。私の経験では、嘔吐が多いと思います。
>フォルテコールを飲んでることと何か関連はあるのですか?
投薬を始めてすぐに症状が出る場合は、お薬の副作用を
疑いますが、お話ですと既に1ヶ月以上経過していますので、
お薬の影響とは考えづらいと思います。
>考えられる病気は何があるのでしょうか。アドバ...2007/10/01 11:02 -
質問から時間が経過していますが、如何でしょうか?
発作は、内蔵の問題、頭の中の問題、心臓の問題に大別
されます。血液検査で異常がないようなので、この子の
場合は、頭か心臓か・・ということになります。
症状的には、頭の場合は神経症状(痙攣、クルクル回る
目が左右に動くなど)、心臓の場合は失神や失禁が、
一般的には出ます。
頭部はMRI検査が良いのですが、全身麻酔で2時間かかります。
心臓の問題は、24時間ホルター心電図検査やエコー検査が
必要になります。つまり、いずれにせよ、イヌにかなりの
負担がかかります。このように検査が十分出来ない場合は、お薬で効果を見ながら症状を把握していくことも、可能なことが
あります。
動物医療では、ヒトの医療のように、検査ー治療の流れ
の全てがスムーズに行かない事は多々あります。ワンチャンのストレスを考えて、自宅でソバについてあげることも、最善をつくした...2007/09/30 10:18 -
>人間の体の健康によいと言われる青汁
青汁が健康に良いのではありません。本当は緑黄色野菜を
まんべんなく摂取したほうが、体には良いのです。
しかし、なかなか十分お野菜が摂取できないので、青汁などで
摂取しようという、あくまで代替的な考えです。例えば、蛋白摂取をお肉や、卵からではなく、粉末のプロテイン製剤でするようなものです。また、野菜を加工することで、重要な成分が壊れたり、製品にすることで保存料が入ったりすることも注意点です。
さて、動物の場合は、ペットフードが究極のバランス食ですから、それを食べている限り、栄養素の不均衡は生じません。
またネコは肉食です。確かに、ネコは葉っぱをかじることによって、ある種のアミノ酸を補給しているという説はありますが、その成分もフードに十分入っています。なので、いずれにせよ、青汁は必要ありません。2007/09/29 23:36 -
飼い主に、どうしても外飼いの子が室内飼いに
ならない場合、どうしたらよいかと聞かれた場合、
多くの獣医師は、『引越し』と答えてると思います。
外飼いの長かったネコさんを、室内飼いにする
方法は、引越しすることなのですです。つまり、
愛情をかけられるのであれば、そうなさった方が
良いですよ・・・・ということになります。
あなたがおっしゃるように、ネコさんにとっては、
「どちらが猫にとって幸せなのか」わかりませんが、
わからないのは短期的な話で、長期的にみれば
幸せになるのではないかとあなたの文章を読んで
感じました。
おそらく、引越ししてしばらくは、トイレの
ソソウがあったり、ストレスでマーキングが
でたりするかもしれませんが、その一定期間
を乗り越えられれば(獣医師の助言も、場合に
よっては受けてください)、あとは、室内飼い
(完全室内飼いということです)の方が、
ストレスが少...2007/09/29 18:25 -
とてもご心配のことと思います。
武蔵ちゃんもがんばったと思いますし、獣医師も、飼い主さんも
最善のことをされたのだと思います。
さて、軟化症ですが、
一般的に椎間板ヘルニアと思われる・・・・足に麻痺がでたり、痛覚が消失したりする・・・・・症例の数%程度が軟化症
と言われています(あとからわかるのですが)。私も数例しか
経験はありませんが、軟化症は、1週間程度で急速に症状が悪化して死亡します。治療法はありません。病態的には、簡単に言えば、脊髄(神経の束ですが)が溶けて機能を失う疾患です。
ヘルニアを疑った時点では、軟化症とは区別できません。つまり、ヘルニアを疑った時点で、軟化症の可能性も飼い主にお伝えしないと後々問題になるので、獣医師としては必ず
そのことについてもインフォームします。多くの飼い主は、
その軟化症のことが頭から離れなくなるようですが、そういう
事情も考慮下さい。
...2007/09/29 17:28 -
>最近読んだアレルギーに関する本の中で
>処方食は長期間食べ続けると腸内細菌が育たなくなり、善玉菌と>悪玉菌のバランスが崩れ、このバランスが崩れることによりアレ>ルギーを引き起こし易すくなりさらにアレルギーが悪化するとい>うものでした。
私はそのような話は聞いた事がありませんし、学術的には
報告はないと思います。
イヌネコの健康に関する情報も多々あります。ちゃんとした学会や論文発表せず、そのへんの雑誌や本に投稿して色々いう先生も
いますが、あなたは、あなたのワンちゃんを診察した獣医師を
信じるべきです。そのような奇怪な説があるようなフードを、
獣医師が販売するわけありませんよ。
>また腸内細菌にはプロバイオティクスが有効と聞きますが、サ>プリメントで補うことは可能でしょうか?
止めたほうが良いです。サプリメントの成分にアレルギーが
あれば、大変ですよ。
あなたは、Z/Dを処方されると...2007/09/29 17:09 -
- 質問カテゴリ:
- その他
- 対象ペット:
- 犬 / ミニチュアダックスフンド(ロング) / 性別不明 / 年齢不明
伝染病といっても、色々あります。命に別状の無いものから
つまり治療によき反応するものから、致死性の高いものまで
・・・・。
>血液検査などをして調べるけど、あれこれ検査は子犬の体の負>担が大きいとも言われました。
場合によっては、あれこれの検査が必要です。
>どうしてもこの子を元気にしてあげたい!どうしてもすくってあ>げたいのですが・・・治るのでしょうか?
しっかりと検査して、直してあげてください
>ブリーダーさんは地方から来て期間限定で販売しているのでか
このような販売形態は、ダメです。感心しません。
繰り返しますが、糞便検査(咳、皮膚の痒みって意外とお腹の
寄生虫が原因のことがあります)、血液検査をして、
直してあげてください。
2007/09/28 10:49