北森 隆士 先生の過去の回答履歴一覧|26ページ目
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>蚊による病気が気になり始め、インターネットで調べてレボリ>ーションを購入しました。
これは、蚊による、猫のフィラリア症を気にしている
ということでしょうか?
当院は千葉県にあるのですが、2年前に、千葉県下十数件の
病院と協力して集めたデータでは、感染率は8~10%程度
です。イヌは、予防しないとほぼ100%感染しますが、猫は
それよりも感染率としては低いです。この感染率をどう考え
るかは、あなた次第です。
>インターネットで調べてレボリューションを購入しました。
これは、ネットで購入した、ということですか?
そうであればいけません。ちゃんと、病院で購入して
下さい。
>その猫が最近耳をかゆがり、頭をしきりにブルブルさせるようになりました。
色々な耳の病気がありますから、診察が必要です。
2007/05/27 15:01 -
初回の検査と、経過を追っての検査、
また、症状にあわせての検査(咳が出始めたとか)
は違いますので、その辺は誤解してはいけません。
①聴診は、心臓の雑音を聞いて、その音で悪化
程度を予測します。これは、常に行う検査です。
心臓病に限らず、この検査なくして、どんなも
診察はありえません。
②レントゲンは、心臓の肥大状況、心臓病から
くる肺の状態などを確認します。これも、進行状況、
状態(咳が増えたとか)によって、毎回ではないに
しても、必要な検査です。
③エコーは、実際の心臓の動きが動画で見れます。血
液の逆流の程度、心臓の筋肉の状態、心臓の収縮力の
悪化状況などが画像で確認できたり、数値化されて把握
できます。猫のエコーは、かなり高度な機種でないと測定
できません。また、ヒトと違い、被毛があり小さく動くの
で、熟練が必要です。猫の心疾患をエコーで確実に検査で
きるというのは、かなりの...2007/05/25 11:02 -
>ペニスを切ってしまうことはかわいそうで仕方ありません
性の行動を、高度な精神活動として昇華し
人生を謳歌する我々のようなヒト科の生き物
であれば、このような考え方はありえるでしょう。
しかし、動物には、性の活動と精神活動を結び
つけるような生き方は出来ません。
つまり、そのことによって、彼らの延命が
はかられるのであれば、あるいはQOLが上がれば
、私に言わせれば、ペニスをとるのも、歯を抜くのも
同じです(そうでないと、去勢・避妊なんて
できませんから)。
私には、あなたの考えは、よくわかりませんが、
体力的にゆるせる時期に、手術をした方が、
良いと思いますよ。2007/05/24 22:55 -
当院は、毎年、100例程度は、ワクチンの効果
(抗体価といいますが)を測定している施設です。
その経験から言うと、通常打ちで3回、あなたの場合は、
あと2回合計4回必要だと思います。理由は、先生に
聞いて下さい。
最新の考え方で、あまりにも早いワクチン接種は、
体内の免疫反応を混乱させ、将来、免疫が尽きずらくなる
というのもものもあるのですよ。
通常約2ヶ月齢以内(メーカーによって6,7,8週齢)の接種は、
意味はありません。国内には唯一、1社だけ2ヶ月より前の早期の接種でも効果があるというワクチンがありますが(4週齢)、抗原
量も多く、上記の早期打ちの問題点から考慮すると、
あなたの1回目がそのワクチンだったとしたら、まあ、あと
2回(計3回)でも良いかもしれませんが、そうでなかったら、
あと3回(計4回は必要です)は必要です。
サイエンテフィックにどうしてもワクチン接種の必要性を知りたいのであ...2007/05/23 13:22 -
私もミルベマイシンしか使用しません。
それらの薬剤は、フィラリア予防に関しては
全て同等だとおもいますが、それぞれ、特徴が
あります。
悪いところはともかく、良いところを上げると、
ミルベは、妊娠犬にも使用する事ができるほど安全性
試験データが豊富で、かつ最も幅広い駆虫作用があります。
カルドメックは、チュアブルであれば、お菓子タイプ
なので、飲ませ安いでしょう。
モキシは、フィラリア陽性犬でも、比較的安全に
投薬できます。
悪いところは、あえてあげませんが、一度
かかりつけの先生に聞いてみてください。
2007/05/22 21:50 -
- 質問カテゴリ:
- のどの異常 / 食欲の異常
- 対象ペット:
- 犬 / シェットランドシープドッグ / 性別不明 / 年齢不明
非常に基本的なことですが、シンクルという抗生剤は、
皮膚科でよく用いるお薬ですが、2~30%の子には
嘔吐が出ますよ。
まず、その抗生物質を止める事です。
またそもそも内臓機能にトラブルが合った子が、
嘔吐によって、更に悪化した事も考えられます。
直ちに病院へ行ってください。そして、一度ちゃんとして
検査をしてください。
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アドバイスは、
・リンパ腫の治療を考慮すること
・対症療法として、酸素室を利用すること
(10kg程度の子であれば、地域によっては
在宅療法用の酸素室リース会社があります)
・安楽死に関しては、先生にお聞き下さい。2007/05/22 21:42 -
妊婦の猫に風邪の症状がうつってしまった場合、至急アドバイス下さい。
- 質問カテゴリ:
- 目の異常 / 食欲の異常 / 熱が出る
- 対象ペット:
- 猫 / ゴールデンレトリーバー / 性別不明 / 年齢不明
質問から日数がたっていますが、如何でしょうか?
>インターフェロンも、妊婦には駄目なのでしょうか
どのような診断になっているのかはわかりませんが、
インター^フェロンは、元来からだのなかにあるもの
ですから、大丈夫だと思いますよ。
妊娠期間中の疾患は、お薬の選択など確かに
気をつけなくてはいけませんが、必要な治療を
中断したせいで、母子ともに、重篤な状態に
なる可能性があります。先生と相談しながら、
時には思い切った治療も必要ですよ。
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当院は、昨年、某ワクチンメーカーと共同で、
国に提出する猫ワクチンの効果に関する臨床試験をおこ
なった施設です。その経験から言うと、
>生後30日以前に、
・猫ワクチンは、メーカーによって若干差はありますが、
通常は、7、8、9週齢以上の子に初回接種をします。それ
以前の週齢の子に接種し...2007/05/21 15:44 -
手術費は、おおむね以下の項目で構成されます。
・人件費(助手を含め、何人で手術を行うか)
・機械(人工呼吸器、生体監視モニターを使用しているか)
・検査(術前検査をどの程度行うか)
・手術関連器具(質の良い縫合糸を使うか)
・薬剤(麻酔薬など、安全性の高いのものを使用しているか)
など、です。
人の医療は、税金で行っているため、どの病院に
いってもおおむね同じ方法で、だいたい同じ料金
になりますが、動物医療は、税金で行っている
訳ではないので、どうしても、同じ処置にも差がでます。
>また、病院によって、大動物が専門、小動物が専門、という得意不得意もあるのでしょうか
一般的には、大動物というのは、この世界では牛、馬の獣医
を指します・・・・まあ、それはともかく、昨今の超小型犬
ブームで、臨床現場で、かなり小型の子(1kg程度からそれ以下)の子の手術を行う機会が増えてきました。...2007/05/21 10:52 -
検査は、必要です。
もし感染していているのを知らずに投薬すると、
(お薬によっては)犬が死亡することがあるからです。
また、フィラリアは、感染しても数年間は
症状が出ない場合が多く、気が付いた特には
手遅れになる場合もあります。
2つの意味から、検査は毎年すべきでしょう。
当院では、過去10年間で2例、投薬していたのに、
感染していた子がいましたし、友人の病院でも
1例ありました。当院のケースは、1例は、どうやら
たまにお薬を吐き出していたようで、その事が
感染の原因でした。もう1例は、10月で投薬を止めて
しまって感染しました。友人のところは、お薬が
消化されずに、便にそのまま排泄されていた
ことがどうやら原因の可能性がありました。
万にひとつの可能性ですが、予防薬を飲んで
体調をくずすよりは良いのでは?
2007/05/20 21:47 -
>原因がわからないのが不安で
獣医の臨床現場では、症状が出ても、原因がわからないことは
よくあります。動物は口が利けないので、また、ヒトのように
高度な検査ができないので、それは、しばしば仕方がないこと
になります。ただ、原因はわからなくても、症状から、色々な
対症療法をしていく事ができます。今は、原因はわからないかも
しれませんが、対症療法を行っている間に、症状が緩和されてくるかもしれませんし、また、原因も発見されるかもしれません。
とても大変な持病を持っている子ですから、いつも診られている
先生を信頼して、かんばりましょう。
お大事にしてください。
2007/05/20 11:48