井上 平太 先生の過去の回答履歴一覧|244ページ目
全2438件中 2431 ~ 2438 件目を表示
-
- 質問カテゴリ:
- 鼻の異常
- 対象ペット:
- 犬 / ゴールデンレトリーバー / 性別不明 / 年齢不明
呼吸器症状のように見える症状のほとんどは心不全が原因であることが多いです。次に考えられる病気としては肺自体の疾患です。ただ、老齢になってくると(犬種により老齢と呼ぶ時期は異なりゴールデンの場合はこの時期に達しております)多かれ少なかれ一般的にこのような呼吸がよく見受けられます。
現在投薬中の薬・治療中の慢性疾患などがはっきりしないと軽率には答えられませんが、もしゴールデンに多い、拡張型うっ血型心筋症(心不全)などで、ACE阻害薬(一般的第一選択薬)を呑んでいる場合には、時々聴診や心電図をとり肺水腫などが進んでいないかどうか見てもらうと良いでしょう。老齢で診断がある程度ついている場合には、心不全の大型犬のレントゲンはかえって興奮させショックの原因となることもあり、依頼がないと省略する獣医師が多いのです。不安を打ち消したいのであれば、積極的に安心のために健康診断の意味合いで、レントゲン...2005/12/21 11:40 -
今晩は。飼い主の方もここあちゃんもかなり今の状態に疲労困憊で出口が見えなくなっておられるようですね。症状から判断すると確かに猫伝染性腹膜炎の可能性が高いと思います。
主治医の先生がおっしゃるように完治することの無い病気ですが、世の中、人の病気も動物の病気も完治しない病気の方がむしろ多いのではないのでしょうか。
この病気は検査をしてもはっきりと確定診断できないこともありますので、先生はあまり積極的に再検査を勧めていないのかもしれません。症状が強くても抗体価が低いこともあり、症状が無くても抗体価が高いこともあります。(これには検査法上のわけがあるのですが)
話を変えまして、これからのことです。先ほど完治しないと申し上げましたが、この病気はウィルスに対する免疫の暴走が発症の原因ともいえます。この免疫の暴走をうまくてなづければ、病気とともに生きていくことは可能です。ただ、それが可能な期...2005/12/21 01:50 -
色々と想像できる病名があるのですが、まず思い浮かぶのは、唾液腺嚢腫です。この腫という字は腫れるという意味で腫瘍の腫ではありません。唾液が口の中に流れ出る管の途中に損傷があると、漏れた唾液が首のところに炎症や腫れを起こすものです。
漏れた穴を探すのは容易ではないので、その唾液腺を1つ摘出してしまいます。唾液腺は他にも沢山ありますので1つ摘出しても機能に問題はございません。
この解答はもしも唾液腺嚢腫だったらの事ですので、もう一度よく病名をお聞き下さい。2005/12/20 02:25 -
気になるのはごもっともなお話です。たとえ動物を飼っていない方でも自分のお子様に同じようなことがあったら大変心配なことだと思います。
1歳という年齢を考えるの悪性の腫瘍である確立はとても低いと思います。ただ、ゼロではないので、一度獣医師に見せて現在の客観的な大きさや硬さ・皮膚や筋肉に対する癒着の有無・周辺リンパ節の状況を確認していただくと良いと思います。その後一定期間をおいて再度検査をするのか、あるいは「バイオプシー」と申しまして、生きた細胞を針をさして採取し病理検査を行なうこともあります。そこまでするかどうかは別として、一度今の状態をカルテに明記しておかないと予想すらも出来ないと思います。
きっと専門家に一度見てもらった方が安心できると思いますよ。悪い結果は出ないとは思いますが、白血病系統のガンは若令期でも出ることもありますから心配をなくす為に是非行ってらっしゃい。2005/12/18 16:37 -
- 質問カテゴリ:
- その他
- 対象ペット:
- 犬 / ミニチュアダックスフンド / 性別不明 / 年齢不明
ジステンパーは我々が遭遇する感染症の中でも本当に辛く、飼い主にお伝えするのもとても悲しい病気の一つです。飼い主の方は本当に日々介護に努力されていらっしゃる事と思います。
残念ながら今の獣医学をもってしてもジステンパーの後遺症は永久的な合併症といえます。発作・前庭疾患・四肢不全麻痺などは、生涯続くものとご覚悟頂かないといけません。ただ、一度かかった子がまた強い症状に襲われる可能性はほとんど考えられません。ただ、てんかん発作などは後から徐々に現れてくることがあります。しかし、治癒することはままならなくても、薬によって効果的にその症状をコントロールすることは出来ます。
ジステンパーの急性症状から立ち直った犬はしばらくの間唾液鼻汁や排泄物の中にウィルス高原を排出いたします。ただ、それも時とともに減少していきますので、1年という歳月を考えるとおそらく2匹目を飼って頂いても大丈夫だと思います...2005/12/18 16:22 -
- 質問カテゴリ:
- その他
- 対象ペット:
- 犬 / ゴールデンレトリーバー / 性別不明 / 年齢不明
それは心配ですね。年をとるごとに生理は不安定になりがちです。3週間程度ですとなんとも確定的なことは言えないのですが、子宮に膿がたまってしまう子宮蓄膿症の疑いがあります。
もちろん他にも生理中に発症しやすい糖尿病などの可能性や単純な子宮内膜炎の可能性もありますが、我々は、この症状からは最初に子宮蓄膿症を疑い検査を致します。
血液検査・超音波画像診断・レントゲン検査などによりすぐに診断は出来ます。この病気は治療が遅いと命にかかわることもございます。お早めに動物病院に行きましょう。
子宮蓄膿症だとするとほとんどの場合、手術を受けることになります。ただ、何らかの理由で手術が出来ない場合は、抗生物質の投与とプロスタグランジンF2αの注射で抑えていくこともありますが、一般的ではありません。2005/12/18 15:56 -
消化不良も長く繰り返すと体力も消耗しますし、早く原因を突き止めてあげたいですよね。
繰り返す下痢・慢性の下痢は何らかの免疫介在性の場合・食物アレルギー・膵外分泌不全も疑わなくてはなりません。
あまり長く蛋白の漏出(喪失)が続くと浮腫や腹水・胸水が貯まることも稀にはございますので、その辺を重点的に検査した方が良いと思います。
まずはTLI検査を受けて吸収不良があるかどうかを調べ、そこに異常が無ければアレルゲン除去食を与えて反応を見てみるとよいかもしれません。
あわてずに、しかし着実に原因を探っていくべきでしょう。単なる消化不良から来る下痢ではないときには、意外と下痢の治療には時間と忍耐が必要なものです。
余談ですが、最近IgE検査がアレルギー検査としてよく行なわれますが、食物アレルギーに関してはあまり相関性のある結果が得られておりません。除去食からスタートして1品ずつ追加して原因の...2005/12/17 22:42 -
本当にお辛いことだと思います。飼い主の一番の楽しみは、ペットの無事な成長ですから、さぞやご心痛かと思います。
「痩せている」という症状は本当に色々な病気の結果として発生いたします。一番多いのは何らかの消化管の異常ではありますが、糖尿病・膵外分泌不全・リンパ管の拡張・食物アレルギーによる吸収不良等も疑えます。ただ、重要な鑑別すべき疾患としては、門脈体循環シャントという血管の奇形があるかどうかです。特別な検査機器が無くても外来で絞れるはずですので、まずは、お早めに診察を受けるべきでしょう。確かに病院に行く時には、便や尿を持っていく方が良いのですが、採取が出来なくて遅くなるよりもは、まずは、診てもらい相談されるのが良いと思います。2005/12/17 22:20