だいじょうぶ?マイペット

僧帽弁閉鎖不全の子の食事に関して

質問カテゴリ:
食事、栄養について

対象ペット:
/ シュナプー / 男の子 / 9歳 2ヵ月

質問者:
北海道 / JACKさん (この方の過去の質問 28件)

 
2016/11/25 15:13

現在僧帽弁閉鎖不全の9歳のミックス犬が家族におります。状態はまだ軽度とはいえ、やはり心臓のこととなると色々と気になってしまいます。

今回の質問は食事に関してです。現在では心臓病の子用に専用のドッグフードなども売っていますが、私の子の担当をしてくださっている獣医さんにはシニア用のドッグフードは塩分が抑えられており、この年齢に合わせた栄養管理も考えられて作られているので特別に心臓病のものを買わなくてもいいですよ、というアドバイスをいただきました。

ただ、普段買っているドッグフードはシニア用ですが「塩分」の表記はあります。そして少し不安なことに多くのドッグフードにその含有量は書かれていません。

やはり塩分は心臓への負担を考えると一切絶つべきなのでしょうか?また、他の飼い主さんたちのブログなどを拝見させていただくと手作り食へ切り替えられておられる方々も多くいらっしゃいます。

できるだけ多くの専門家の方々から意見をお聞きしたいのでこの場で質問させていただきました。

まとめると
・僧帽弁閉鎖不全の子に通常のシニアドッグフードは適しているか?
・塩分は完全に絶つべきか?
・手作り食に切り替えてしまった方がいいのか?

の3点となります。お忙しいなかと存じますが、もしご回答をくださればとても助かります。よろしくおねがいいたします!

「軽度」というところで、主治医の先生はシニア用フードを提案されたんだと思います。
塩分は生きる上で非常に大事なものです。
塩分の制限が必要のない子に制限するのは、健康上の問題を起こす可能性があります。
米国獣医内科学会のガイドライン(日本の獣医師もこれに沿って治療しています)でも、軽度(ステージBまで)では塩分制限なし~緩やかな制限(シニアフード)を推奨しています。
手作り食は栄養管理が非常に難しいので、高齢になって変更した方が良いという理由はあまり無いと思います。

投稿者 JACK さん からの返答

丁寧なご回答大変ありがとうございます!おそらくかかりつけの先生も軽度ということでのアドバイスだったのかと思います。

ただ、縄田先生のおっしゃる通り、メリットを考えると早めの心臓病ドッグフードへの切り替えを考えるべきかなというところです。

再度、大変参考になるご回答、ありがとうございました!!

 心臓病の維持管理に必要な療養食コンセプトは塩分控えめだけではございません。心筋の保護のためにはタウリンやカルニチンの強化も必要です。
ですのでシニアフードよりもより特化した心臓用療養食の方がメリットがございます。ただし、問題点はあまり美味しくないことです。
 不味いものを我慢して長生きする事と生活の質を重視する事とをよく天秤にかけて考えないといけません。愛犬の口に合えば療養食が断然良いですが、いやいや食べているのであればこだわる必要はないでしょう。その場合はシニア食でもある程度のメリットはございます。
 
 塩分は完全に断ってはいけません。塩分は母なる海の素。すべての生物は海水とともに生まれ、育ちます。塩分は生物にとって一番重要なミネラルです。過ぎたるは及ばざるがごとしですが、塩がなければ生存できません。

 手作り食は危険です。はっきり申し上げれば、当院の患者でも満足のいく栄養素バランスの手作り食が実現できている飼い主の方はいらっしゃいません。必須アミノ酸やカルシウムなどのミネラル不足で、代謝病になってしまうペットを多数拝見しております。
 動物の栄養学をしっかりと履修されていらしゃれば手作り食を反対致しませんが、いかがでしょうか。ワンちゃん手作り食のレシピをネットや雑誌で散見致しますが、週に一二回であれば大丈夫でも毎日では心配なレシピが多いようです。

 お大事にしてください。

投稿者 JACK さん からの返答

大変わかりやすいご回答、本当にありがとうございます!手作り食に関しては危険性を考えるとやめるべきだという結論に至りました。心臓病への特化したペットフードに関しては前向きに検討しています。

追加の質問となって申し訳無いのですが、シニアフードと心臓病のものを半分ずつほど混ぜることにより、味を悪くせずに心臓へのメリットをある程度確保するというのはどうでしょうか?まだ心臓用のフードへ切り替えてはいませんが、もし味が気に入らなかった場合に備え、質問させていただきました。

お時間があるときで結構ですのでお答えくださると助かります!再度、最初の質問への丁寧なご回答、大変ありがとうございました!

再び 井上 平太 先生 からの回答

 心臓病用の療養食にも色々ございます。ステージにより分かれているものもございます。無理のない範囲で必ず診察を受けている先生と相談しながら使ってください。
 病気によっては混ぜてはいけないものもございます。(たとえば尿路結石用など)しかし、心臓に関しては半分混ぜれば半分なりの効果が期待できると思います。

投稿者 JACK さん からの返答

何度も質問してしまい申し訳ありませんでした!大変お詳しいご回答、本当にありがとうございました!

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