だいじょうぶ?マイペット

僧帽弁閉鎖不全症に関しての決断について

質問カテゴリ:
その他

対象ペット:
/ シュナプー / 男の子 / 9歳 2ヵ月

質問者:
北海道 / JACKさん (この方の過去の質問 18件)

 
2016/11/16 15:21

大変お忙しいなか、質問にお答えいただけることに心より感謝申し上げます。

我が愛犬ニコは今年の夏に心臓の雑音により僧帽弁閉鎖不全との診断をされました。その後レントゲンとエコー検査によりACE阻害薬(アピナック25)というものを朝晩で1錠ずつ飲むようにとの指示を受け、数ヶ月に渡り続けて居ます。

お世話になっている獣医さんのおかげで状態は安定しており、定期検査の際にも状態は良好で逆流も初期よりかなり収まっているとのことでした。

質問というのは手術に関してです。薬剤治療、手術、このどちらのメリットとデメリットもインターネット、通院している病院、そして本からの情報である程度は理解したつもりではいます。

我が愛犬は咳などの症状はほぼ出ておらず、食欲などにもこれという異常はありません。このような状況では手術を決断するのはやはり勇気がいる段階に止まってしまって居ます。

では具体的に現在この段階で手術を受けた場合、そして咳などの諸症状が出始めた段階、さらに肺水腫などを起こしてしまった場合、それぞれで手術の成功確率というのはどれほど変化するものなのでしょうか?というのももしそこに大きな成功率の違いが見られないのであれば今すぐに手術のリスクをとるのではなく、本当に必要となった際まで待つという決断が妥当なように思えるからです。

またネットで同じ病気を患っておられる犬の飼い主さんたちの話を聞かせてもらうと、安定して居ても急に悪化してしまう場合もあれば咳は数年前から出ていても最終的に何年間もその後薬だけで生き、肺水腫などを起こさずに老衰で亡くなった場合もあるということでケースバイケースだとも思いますが、確率的な話をさせていただいた際に9歳に私の愛犬のような状態であり、薬だけで問題なく寿命を全うするというのはどれほどの確率なのでしょうか?

一応現在の対応を書かせていただきます。薬は上記にある通りで、他のものは一切与えて居ません。太り過ぎに注意しながらシニア用のドッグフードを朝晩で合計120グラム(犬の体重は10キロ)与えて居ます。おやつは塩分を控えるためヨーグルトを少量とりんごのみに限定して居ます。遊び好きではありますが過度な運動を避けるためもうドッグランなどは控えて居ます。ですが1日10分ほどは短い距離でボール拾いなどはさせています。散歩も無理のない距離を1日数回行なって居ます。(※遊びなどは心臓への負担を考えると完全にやめるべきでしょうか?)

再度貴重なお時間を割いていただいたことに感謝申し上げます。本当にありがとうございます!

JACK様
はじめまして、平片と申します。

弁形成術を行っている獣医師の講演資料では、心不全症状を呈していない症例と肺水腫を起こした事のある症例の術後三ヶ月の生存率は5%程の差ですね。
演者の先生の講演を複数回にわたり拝聴しておりますが、手術をする前提で考えているのであれば肺水腫になる前・心不全症状が認められるぐらいが適期なのかなと私は考えています。

ただし、手術の適期は症状だけで判断できません。
弁の変性がより重度であれば、弁や弁の付着部の器質的な異常がある可能性もあります。
また、心臓の形態学的な変化が進行した症例では、弁形成に期待する効果が得られない可能性もあります。

また、その講演でも「10歳齡を超えると術後合併症の発症率が高くなる」とおっしゃってました。

弁形成術のリスク・ベネフィットをご理解されているとのことですので、そこは割愛させて頂き一応ネット上で余り見かけない情報を。

 弁形成術 術後の内服(抗血栓薬ではなく、心臓の為に継続する薬について)
  投薬の必要なし  20%
  1~2剤の投与   70%
 *手術症例の 約5%ぐらいは僧帽弁逆流が残存 → 元の逆流量の30~40%

(これらの資料は逆流や心臓の変性が軽度の症例から重度の症例まで、すべての症例についてのデータです。)

弁形成術について私に伝えられるのはこのぐらいです。

内科的治療について
 心臓だけを考えれば
 僧帽弁逆流が発見された際に 軽度な逆流 であれば、それらの症例のうち20%程はあまり変化なく経過する
と言われています。
 また腱索断裂などの急性の重度逆流で発見された子は、半分ぐらいが2年以内になくなってしまいます。

確率については資料がありませんのでなんとも言い難いです。

ちなみに…私は一応僧帽弁逆流を超音波で見つけた際に弁形成術の話をしますが…
当院の患者さんのご家族はその費用面もあり、これまで手術を選択した方がいらっしゃいません。

おやつ
 ヨーグルトについてはルーチンにあげるのはやめておいたほうが良いかと思います。
(カルシウム過剰摂取→尿へのカルシウム排泄→膀胱内に溶解できないカルシウム系の結石ができるかも?)

運動
 基本コンセプトは 心拍数の極端な変化が起きる事を避ける です。
 なので、ダッシュ系の運動は避けた方がいいかも?とは思いますが… それでストレスが溜まり…
 結果的に普段から心拍数の増減の激しい状況になってしまうのであれば、適度な遊びをと。
 
 お住いが北海道ですし、すでに9歳とありますので室内で排泄が出来るとは思いますが…
 当院で雑音を聴取したり、超音波で投薬はまだいらないと判断した僧帽弁閉鎖不全症の子には
  極端な気温の変化を避けるため、屋内での排泄が出来るようトレーニングする
 事をお願いしています。
 
長文、申し訳ありません。
すべての疑問にお答えできてないのですが、このぐらいで。

アイラ動物病院
平片

投稿者 JACK さん からの返答

大変お詳しく、また具体的なご返答ありがとうございます!これから寒い時期に入りますので温度管理は徹底したいと思います。また手術時期に関して、先生の方から具体的な時期の示唆があり、非常に参考になりました!大切な家族の問題ですので熟慮した上で結論を出そうと思います。

本当にありがとうございました!!

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