今道 昭一 先生の過去の回答履歴一覧|5ページ目
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炎症がない脱毛斑(いわゆるハゲ?)と考えてよいでしょうか?
赤くも黒くもなく、痛みやかゆみもないというところから判断してみました。
まず、“左胸にあった毛玉と毛がバサっと抜け…”
とご相談内容にあったので、私はこれとの関連を強く疑ってしまいます。
ずっと毛玉があると、そこに脱毛が起こることはあります。
時には赤くなったりかゆくなったりと炎症症状を伴うこともあります。
この点はいかがでしょうか?
そして、毛玉の原因はと考えると、
かゆみ、汚れ、皮膚炎などが過去にあったのかもしれません。
その他の病気を考えるときは、
内分泌障害はこの年齢ではほとんど見ないくらい非常に稀ですので、その前によくある原因について調べてあげましょう。
たとえば、細菌感染、アカラス、皮膚糸状菌がよく見られるものではないでしょうか?
これらはいずれも難しい検査は必要ないので、1度調べてもらえば解決す...2008/04/11 12:47 -
実際にはもっと詳しく調べているかもしれませんが、このご相談をもとにお答えすることになりますので、重複するかもしれませんが読んで下さい。
●体重の減少
まずは食事が足りているかどうか確認しましょう。
大型犬ですから、食事が不足すると5kgも減ることは珍しくありません。
また、血液検査も全身を幅広く評価できるように検査項目も増やして実施しておくことも大切です。
大きなワンちゃんの場合、施設によっては難しいこともありますが、レントゲン検査もできるかぎり受けるようにしましょう。
●抜け毛
抜け毛は皮膚病はもちろんですが、栄養不良、体調不良、換毛気、ブラッシング不足などによっても起こります。
その抜け毛が病的か生理的か?このことは常に意識しておきましょう。
生理的な抜け毛、つまり、換毛期、ブラッシング不足が原因なら脱毛斑(いわゆるハゲ)は絶対に見られませんし、毛根が付いた毛がたくさん抜ける...2008/04/11 12:11 -
我慢の時と思わないほうがよいでしょう。
まずアカラスだけでここまでひどくなることはないように思えます。アカラスをきっちり駆除できているかしっかりと検査で確認してもらいましょう。
そして、適切にアカラスが治療されているにも関わらず、アカラスが駆除できていない、あるいは改善しないときは基礎疾患の検討が必要です。
あまりにも栄養が足りていない、あるいは他の病気にも罹っているなどが考えられますので必ず検査しておきましょう。
特に痩せすぎていないかどうかは簡単にわかりますので、ここは再確認してください。
そして、ここ1週間で急激に悪化したとあります。
これは最初は抗生剤が効いて細菌は減って良くなったけども、アカラスの治療がうまくいかずに再度膿が溜まってきたというケースもありえます。
この所見は明らかに診断の見直しと治療の変更を考えないといけないでしょう。
あるいは、抗生剤を飲んでいるのに...2008/03/02 15:47 -
確かにニキビダニは再発すると言われています。
ニキビダニが完治しない理由にはいくつかありますが、栄養不良、他疾患の罹患、免疫異常などがあります。また、お薬の種類はいくつかあり、その使用法と効果も考えておく必要があります。では、1つ1つご質問にお答えします。
「「毎週」の注射で体の負担はないのか。」
イベルメクチンの副作用はないとは言えません。ですから、治療の必要性と副作用を考えながら治療を進めましょう。放置しておくと悪化するようであれば治療は必要かもしれません。
「何か肝臓の薬など、併用したほうが良い薬があるのか。」
私はほとんどのケースで肝臓のお薬を併用することはありません。お薬の必要性をはっきりさせたいときは、身体検査、血液検査などを実施してみるのもよいでしょう。
「最初のときも注射を始めて1ヶ月くらいたったとき、お腹とお尻の皮膚が黒ずんできたが、今回も黒ずんできた。(...2008/02/25 16:03 -
多飲多尿だけなら少ない量であっても見られるかもしれません。この兆候は"副作用に注意しなさいよ"、というワンちゃんのサインとして私は考えています。
少ない量でも多飲多尿がよく見られるということは、この症状が出ただけでお薬をやめると、ほとんどのワンちゃんでステロイドは使えなくなりますね。
以前に少し、このHPで説明しましたが、ステロイドの副作用は多飲多尿だけではなく、その他の症状や血液検査を中心にチェックしていくことが大切です。
いくら多飲多尿があっても他に影響がなく、ヘマトクリット(Ht)が極端に低い状況を改善してくれるのであれば、やはりステロイドは必要なのかもしれません。Htが13%というのは何とかしないと、致命的になることがあります。
確かにいつまでも、10mgを飲み続けるには問題も出てくるかもしれません。
今は貧血改善に必要と判断されているなら使わないといけないのかもしれませんね...2008/02/23 00:12 -
やはり、もし、疥癬なら感染する危険性は高いと思います。
疥癬に感染すると猫ちゃんなら、耳介に症状が出やすいと思います。この辺縁にかさぶたやふけ、脱毛が見られたら感染していると考えたるべきです。
ちなみに疥癬は簡単な消毒では駆虫できません。敷物、ふけや毛は要注意で、疥癬を駆除するお薬が必要ですし、どうしても空中に舞うので完全に駆除するのはとても難しいことが予想されます。肝心なのは疥癬にかかった猫ちゃんを治療することでしょうね。あと、潜伏期はバラつきが強く、数ヵ月後に感染に気づいたということも経験しています。
ただ、顔に症状があるということだけで判断するのは難しいです。
外にいる猫ちゃんが顔を汚しているとき、鼻炎や結膜炎あるいは呼吸器感染症のこともあります。でも、これも感染しやすいので注意しましょう。
2008/02/18 01:24 -
アレルギー検査をする前に確認してほしい病気があります。
たとえば、寄生虫や微生物の感染について評価してもらいましたか?これらは頻繁におこり、中でも、ノミは徹底的に除外しておきましょう。
もし、このあたりで診断がつくなら、今はアレルギー検査を遅らせてもよいはずです。
アレルギー検査は簡単にできて確かに便利です。
しかし、その解釈を誤るとほんとは違う病気なのに、アトピーという一生完治が望めない診断を下されることがありますので注意が必要です。実際、中にはそうではなかったというケースもちらほらと見られ、恥ずかしい話ですが、私もそういう苦い経験をしています。もし、寄生虫や微生物の感染など最低限チェックしておきたい項目がまだ調べられていないときはこれらを評価してくださいね。
そして、アトピーの診断はアレルギー検査だけでするのはよくないということも知っておきましょう。やはり、アトピーに特徴的な病...2008/02/18 01:02 -
- 質問カテゴリ:
- 耳の異常
- 対象ペット:
- 犬 / スタンダードダックスフンド(ロング) / 性別不明 / 年齢不明
傷やカサブタは耳のふちに沿って付いているような症状でしょうか?あるいは、耳介の辺縁付近にできているのでしょうか?まずはこの2つ、知りたいですね。
上記のような症状を示す病気のうち皮膚糸状菌や疥癬による感染症、あるいは、外傷や凍傷などは比較的診断が容易だと思います。
そして、以上の病気のどれにも当てはまらないとき、血管炎、寒冷刺激に対する免疫反応、あるいは耳介の辺縁に起こる脂漏症、腫瘍などを考えてみましょう。
また、耳全体の毛がないときは、パターン脱毛なども考慮しなければいけないでしょう。2008/02/07 18:17 -
梅雨の頃から、9月くらいまでの発症、つまり、季節によって症状が改善したり悪化したりする特徴があるようですね。この時期に膿皮症が悪化するなら、ノミアレルギー、イネ科の牧草類、あるいは雑草、またハウスダストなどが関与しているかもしれません。
まずは、この点を確認し、原因がわかればその対策がほんとは一番大切です。
その対策の1つにシャンプーを取り入れることになるかもしれません。
シャンプーを取り入れるとなると、膿皮症のシャンプーの頻度は?というような質問はよく聞きます。
その答えは?
たとえば、シャンプーだけに頼ると、症状を抑えるために週に1,2回あるいは毎日しないと症状を抑えることができないこともあります。
週に1回、多くても2回のシャンプーだけで数ヶ月以上に渡って膿皮症の再発を抑えることができれば、その頻度でシャンプーをするだけで、他の治療はいらないかもしれません。
しかし、週に3-...2008/02/03 18:03 -
私も北海道なので、私なりに北海道の柴犬に見られるアトピーの特徴をお話してみます。
年中、症状を見せる子も確かにいますが、他のワンちゃんに比べると冬に改善する子が多いような印象を持っています。
完全に無症状とはいきませんが、口、眼、肘、後ろ足などによく症状が残りますね。
私はこのようなときには、次のように対応してみることをお勧めします。
まず感染症がないかを調べてください。
アカラス、マラセチア、細菌の感染がないかを確認して、あるならしっかりと治療してください。口周りに細菌感染をみることはしばしばありますので。
かゆみがアトピーからきてると判断したときは、口周りは塗り薬、眼は目薬、耳は外耳炎のチェックなどが効果的なことがあります。
ただ、これらの治療によって逆になめたり掻いたりするときはあまりお勧めできません。
また、どうしてもかゆみがとまらないときは、ステロイドをうまく使うと良...2008/01/29 01:15