井上 平太 先生の過去の回答履歴一覧|127ページ目
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- 質問カテゴリ:
- 歯・舌・口の異常
- 対象ペット:
- 犬 / ジャックラッセルテリア / 性別不明 / 年齢不明
今晩は。
歯髄が出てしまっていることを露髄と言っておりますが、判断は獣医師にお任せいただいた方が良いでしょう。飼い主の方には判りにくいかもしれません。
露髄がなければ、そのままでも特に支障はないでしょう。しかし、露髄していると放置した場合にそこから細菌感染を起こし、歯根膿瘍や顎の骨髄炎を発症することもございます。また、それ自体も痛みを伴っているはずなので、治療が必要です。
治療には抜歯と根管治療と被覆材充填による歯を温存した治療とがございます。
抜歯と歯を温存する治療では料金的には10倍くらいの差があると思います。
露髄の場合には、年齢と破折からの時間経過を考えると抜歯が望ましいと思います。
どうぞお大事にしてください。2016/04/08 23:23 -
今晩は。
イトナコナゾールはケトコナゾールと比べると安全な薬と言われております。肝不全を起こす可能性は通常量ではかなり低いです。
当院では体重1キログラム当たり5ミリグラムを1日1回から始めるので、今処方されている量は多いようです。しかし、この薬はあくまでも人用で動物に使う量は文献によりまちまちではございます。
今回の場合ですが、耳だけの問題なのであれば局所の抗真菌剤の点耳薬の使用でも十分治療できる可能性がございます。
副作用が心配なのであれば、点耳薬による治療を検討してもよいのではないでしょうか。
どうぞお大事にしてください。2016/04/08 23:09 -
- 質問カテゴリ:
- 便・肛門の異常
- 対象ペット:
- 犬 / ゴールデンレトリバー / 性別不明 / 年齢不明
フラジールはもともと神経系に副作用を起こすことがございます。当院でも過去に歩行困難や痙攣などに遭遇したことがございます。
しかし、下痢を抑える作用・クロストリジウム属の悪玉菌に効果的・ジアルジアなどの原虫に有効・・・などの理由で犬の下痢によく処方します。しかし、それぞれの効果が期待出来る薬は他にも沢山ございます。
主治医に相談され、別の薬で治療を再開してはいかがでしょうか。
お大事にしてください。2014/05/08 22:27 -
今晩は。
正確なところは判りませんが、おそらく腎臓のネフロンの90%程度が機狽クっているのではないかと思われます。一度始まった腎不全は時とともに進行していきます。
非常に厳しいことですが、癌の進行が生命を脅かす事態が来るのと腎不全から尿毒症が酷くなり生命の維持が出来なくなる日が来るのとどちらが早いのかです。
ほぼ同時進行だと考えた場合、手術をすると腎不全の進行が早まり、余命は短くなる可能性があります。
癌の進行がかなり早い場合には、早期に手術をした方が腎不全の進行以上にメリットがあると言えるでしょう。
しばらく様子を見て癌の成長が緩慢であれば、手術をしない方が長生きできると思われます。
なお、悪性黒色腫などではその大きさでもすでに遠隔転移が起こっており手術が適応ではないかもしれません。
大事なことはたくさんの症例を見てなおかつ今のミーチャンの状態を把握している獣医師と飼い主にしか...2014/05/08 22:19 -
- 質問カテゴリ:
- 鼻の異常 / 尿の異常
- 対象ペット:
- 猫 / ミニチュアダックスフンド / 性別不明 / 年齢不明
こんばんは。
数字をネットでググると大変つらい内容の記述がヒットすると思います。しかし、こればかりに惑わされてはいけません。
しっかり治療を受けている上でついにこの数字になった場合と、何もしない状態で発見時にこの数字であった場合では考え方が異なります。
アランちゃんの場合には今まで治療を受けていなかったわけですので、一度入院でしっかり点滴を受け脱水と低体温を改善させ、どんどん排尿ができれば、また食欲が出る望みがございます。
おかかりの動物病院もその希望を持って治療にあたっている事と思われます。
小康状態に持ち込めれば定期的な点滴(皮下補液)による脱水や電解質の改善を行い、ACE阻害薬で血流を改善しコバルジンなどの各種薬用炭で、老廃物を吸着させて行けばきっと自宅でまた楽しく過ごせることができるでしょう。それが数週間か、数か月かは何とも言えませんが初診時にBUNが150でもその後...2014/03/02 23:13 -
今晩は。
ミニチュアシュナウザーで13歳でお元気との事。
この犬種は小型犬の中では比較的飼育の難易度が高いと言われております。
きっととても大切に健康に気を遣って飼われている事と思います。
さて、体重の件ですが特に健康に問題がなくても正常な加齢変化として体重は減ってくるものです。内臓の機能低下、特に消化能力や腸内細菌の問題に起因するものと思われます。
この年齢で寄生虫疾患に新たにかかる可能性は低いと思いますが生活環境が判りませんので断言できません。消化吸収の能力が低下すると便の量や回数が増える事がございます。
一度動物病院に行かれ健康診断として血液検査や検便などを受けてみてはどうでしょうか。あるいは高齢犬用の消化の良い療養食に変更するだけで解決できると指示があるかもしれませんよ。
お大事にしてください。2013/12/17 00:09 -
こんばんは。
8歳という年齢は人に換算すると50歳くらいに相当します。壮年期と言えましょう。
飼い主の方が何となく心配に思われているときは詳細に検査をしますと何かしら問題点が見つかることがございます。なんともないかもしれませんがこの年齢を機に一度健康診断を受けられると良いのではと思います。
犬の8歳という年齢は大多数の場合には健康で何もないことが通例ですが、肝不全や腎不全や心臓病などの生活習慣病(成人病)が出始める境界の年齢とも言えます。
お大事にしてください。2013/11/28 00:05 -
- 質問カテゴリ:
- 食欲の異常 / ケイレンをおこす
- 対象ペット:
- 犬 / スタンダードシュナウザー / 性別不明 / 年齢不明
こんばんは。
記述いただいた内容からは病名は予想できませんが、高齢ですので出来るだけ早急に診察を受けた方が良いでしょう。
内臓の問題や神経の問題がないかどうか検査を受けることになると思います。できれば絶食してかかりつけの病院か救急医療機関に行くことをお勧めいたします。
お大事にしてください。2013/11/27 23:56 -
こんばんは。
レボリュウションは商品名で、中身はセラメクチンです。セラメクチンはイバメクチンとほぼ同等の分子構造を持っており、効能はほぼ同等です。
イベルメクチンには化学式上の構造を多少いじって色々な同種の製剤がございます。どれも薬効はほぼ同等です。
確かに仰る通り大動物用のイベルメクチンを体重換算して猫に注射すると即効性があるかもしれません。しかし、この方法は動物薬として認可された方法ではございません。あくまでも獣医師の裁量と飼い主の同意のもとに行われる方法になります。
標準的な治療を現在受けられていらっしゃるので心配はご無用かと思います。
お大事にしてください。2013/11/25 23:38 -
パナログは、抗生物質・抗真菌剤・抗アレルギー剤(副腎皮質ホルモン)など、多種類の薬が配合された総合皮膚病薬と言えるものです。それぞれの薬品は内服するとアレルギーやおう吐や下痢などの副作用を起こすこともあり得る薬剤です。しかし、外用薬の中での濃度は極めて少なく、一度に軟膏チュウブ1本食べない限り副作用は考えにくいです。しかし、アレルギーはごく微量でも理論上は起こりえますので、実際アレルギーが起きた可能性はあり得ます。
なお、フロントラインの薬効成分はパナログには入っておりません。しかし、基材と言われる薬を溶け込ませる物質に共通の物があるかもしれません。基材は通常公表されておりませんので不明です。
正直、獣医師になって29年たちますが、パナログで塗布局所以外の全身的アレルギーは、経験した事がございません。貴重な症例ですので、是非主治医の先生に農林水産省に報告して頂きたいものです。
...2013/11/16 15:39