杉浦岳 先生の過去の回答履歴一覧|8ページ目
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- 質問カテゴリ:
- 皮膚の異常
- 対象ペット:
- 猫 / アメリカンショートヘア / 性別不明 / 年齢不明
はじめまして。
細胞診の結果の部分が文字化けしてしまい正確に読むことができませんが、分かる範囲でお応えします。
しこりの診察をされた先生はこれまでワクチンを打たれていた先生なのでしょうか。そうであればワクチン接種部位について正確に把握されているでしょうし、状況などを考えてワクチン誘発性の肉腫の可能性が高いと判断されたのだと思います。
1.他に皮膚や皮下には様々な腫瘍(良性〜悪性の)ができますし、腫瘍以外にもしこりを作る病気はありますが、細胞診を行った結果でそのような判断なのであれば少なくとも悪性腫瘍を疑う所見が見られたのだと思います。
2.確かに切除は早ければ早いほどいいですが、同時に「きちんと正しく」切除する必要があります。特にワクチン誘発性の肉腫ではかなり積極的な治療が必要になるため、ちゃんと診断が出てからきちんとした治療計画を立てて手術をすることが重要で、とりあえず手術で撮ろうと...2014/12/05 01:36 -
治療がここまでうまく行っているようで、いいですね。
ご質問にわかる限りでお応えいたします。
基本的にリンパ腫は「治る」ことはなく、いかに腫瘍が小さく、収まった状態を維持するかが重要です。完全寛解(どこを探しても腫瘍が見つからない)場合には、抗がん剤の治療を一度ストップして再発した場合に再度抗癌剤を投与する方法もあります(そうではなくずっと続ける方法もあります)。しかし部分寛解(元よりも小さくなったけどまだ腫瘍が見つかる状態)では、治療をやめるとすぐに症状が進行してしまう可能性が高く、治療をストップすることは難しいでしょう。検査で腫瘍が見つかる大きさの最低は直径1cm程度と言われていますが(それより小さいと見付けられない可能性が高い)、その大きさのしこりの中には10億個の腫瘍細胞が存在すると言われています。
というわけで、レントゲン検査で怪しい部分があり「部分寛解」という判断なのであれば治療を...2014/12/05 01:26 -
はじめまして。
前回の質問もたった今読ませていただきました。
こちらのご質問は漠然としすぎていますが、前回の質問も読んだ上でのお答えとして書かせていただきます。
基本的に歩き方がオカシイと言ってもいろいろあり、一概に決まった検査というのはありません。整形外科的な歩き方なのか、神経疾患的な歩き方なのか等によっても変わります。そのため触診のみで終わることもあればレントゲン写真を撮ることもあり、血液検査が必要なこともあります。
また、一度の診察ではっきりしない場合も多いので、実際には数日後に再度診察をさせてもらい、前回処方したお薬での改善の具合を見たりして時間的な変化も含めて診断を進めていきます。はじめは触診だけでいいだろうと判断したものが、時間を置いても改善しなければレントゲンや血液検査がやはり必要ということもあると思います。
MRI検査は一般的な動物病院ではできないことが多いですし、全身麻酔...2014/11/25 10:34 -
はじめまして。
まずは下痢の原因を調べることが先でしょう。甲状腺機曝エ進症でも下痢をしますが、体調が良くなっているならそれが原因ではないかもしれません。
下痢は様々な病気の初期症状として起こります。下痢の治療は単純な整腸剤で済むものから特殊な検査が必要な物までたくさんあります。
ビオフェルミンは動物病院で使われることもありますが、それはあくまでビオフェルミンを投与しても問題がないであろうと判断した患者に対して、治療や診断的治療を目的に投与されるものです。ですので、下痢の原因が全くわからない状態で投与してもいいかどうかの判断はできません。悪化しても自己責任でということであればダメではないと思いますが、おすすめは出来ません。
まずはy/dできちんと甲状腺機曝エ進症がコントロールされているのか、それとも体重は増えているがコントロールしきれていないのかを先に調べるべきです。すべての獣医師が...2014/11/19 06:07 -
はじめまして。
写真を見る限りでは傷の色があまり良くないように感じます。かさぶたのように乾いてきているのでしょうか?傷自体は乾くとよくありませんのでできるだけ乾かないようにした方がいいです。ただ写真の写り具合ならいいのですが。
基本的に人間の切り傷と同じですが、切ったと言っても「皮膚を切り取った」傷なのでおそらく想像されているよりも(体にとっては)大きな傷ということになると思います。
人間用の軟膏ということですが、犬の傷につけていいものなのかどうかが分かりませんので、いわゆるオロナインなどならつけないほうがいいと思います。包帯を巻いて掻いたりしないようにするのはいいと思いますが、場合によっては縫合したり、きちんと傷を保護したり、抗生物質の投与をしたりするほうがいいのではないかと思います。
上記のどのような処置が必要なのかは、実際の傷をみないと判断ができません。どの処置をするのかによって...2014/11/19 05:57 -
はじめまして。心配な状況ですね。
少し時間が経ってしまいましたので何かいい解決方法があったのであればいいのですが、もしまだ解決していなければと思い書かせていただきます。
駆虫薬にはいろいろなものがありますので、どのお薬を土の量で投与したかによって変わりますが、通常は猫への安全性の高いお薬を選んで使っているはずで、問題になるとは考えにくいと思います。
自宅で様子を見て改善するようなものではなさそうなので、遠かろうがなんだろうがとりあえず病院へ連れて行って神経障害の原因を調べるところから始まります。連休が明けましたのでお近くの病院へ行かれているといいのですが。
緊急性のある質問なのにお返事までお時間がかかってしまい申し訳ありませんでした。システムの問題なのか、書き込まれた質問がすぐに獣医師の目に触れるわけではないようです。2014/11/05 15:18 -
はじめまして。
きちんと身体検査などを受けて脇の下の膿皮症以外に問題がなければ、
1.膿皮症が原因・・・
なぜその部位に膿皮症ができているのか、その部位がそんなに気になるのか(脇の下なら気になれば後ろ足で引っ掻いたり場合によってはなめたりかじったりするでしょう)。
2.向かいの家の犬が発情が来ていればそれも原因の可能性があります。
発情の来ている雌犬は、去勢していない雄犬を興奮させるには十分な理由です。この場合は病気ではないので、身体検査やその他必要な検査でも分かりませんし、皮膚の膿皮症が治っても収まらないでしょう。お向かいのお宅に発情が来ているかどうか聞いてみてはいかがですか?もし発情が来ていないと言われれば無関係でしょう。もし発情中だと言われたら、雌犬の発情は数週間で収まりますから、興奮してないたりすること以外の問題がなければ収まるまで待つしかないでしょう。
もし雌犬の発情が原因なら、ま...2014/11/05 15:14 -
はじめまして。大変な闘病生活ですがベルちゃんは頑張っているのですね。
肝臓から腹水が貯留する原因は、栄養状態悪化による低アルブミン血症からくるものと、肝硬変に伴う血液循環の悪化によるものがあります。
栄養状態悪化に対しては、できるだけ状態に適した栄養を与えて消化・吸収が進むようにするしかありません。
血液循環の悪化(うっ血)による場合は根本的な解決が難しいので利尿剤を使う必要がある場合もあります。
犬では、腹水やうっ血を防ぐために飲水量を制限することは危険な場合が多く(脱水になるとより状態が悪化する為)するべきではありません。
腹水はその程度にもよりますが、ある程度は溜まっても問題ありません。また溜まった際に使用する利尿剤の量や薬の種類を調節することで、副作用をあまりでないようにしながら腹水がたまりすぎないようにすることができるかも知れません。
利尿剤の使用にあたっては心臓...2014/10/04 17:45 -
はじめまして。
難しい状況ですね。
白血球数2000が「総白血球数」のことで、リンパ腫のせいでそれを治療すればあがると判断される場合は治療を行う場合もありますが、通常「総白血球数」が2000では抗癌剤の投与を勧めることは難しいと考えられます。
抗癌剤治療をされる先生がそうした状況の治療の経験が豊富な方であれば、副作用をコントロールしたりしながら治療を進める場合もあります。
逆に、生存期間が短くなってもQOLの低下を避けるために骨髄に負担のかかる抗癌剤を減らすという選択肢もあります。
「どちらがいいのか」に対する正解はおそらくありません。リスクと効果をよく主治医と話し合って決めてあげてください。いい解決法が出ることを願っています。2014/10/03 12:27 -
- 質問カテゴリ:
- 歯・舌・口の異常 / 皮膚の異常
- 対象ペット:
- 犬 / ウエストハイランドホワイトテリア / 性別不明 / 年齢不明
はじめまして。
口の中には便の中と同じかそれ以上に細菌がいると言われています。
通常の手術は「無菌作業」が必要とされる場所です。そのため手術部位は毛を刈って念入りに消毒をした上で実施します。
歯石除去は、口の中の処置ですが、処置の際に歯茎から体内に細菌が進入することが分かっています。この時に健康な体であれば大きな問題を起こさないことがほとんどですが、手術部位など正常ではない部位があるとそこで細菌が問題を起こすことがあります。
ですから、通常手術と歯石除去を同時にやることはありません。人間の病院でも場合によっては「事前に歯石除去を歯科医院でやってから」手術をするという方法が取られることもあるようです。
避妊手術をするような(通常)若い犬や猫では歯石と言っても付いている量は知れているでしょうから、獣医師の判断で一緒にとったりする場合があるかもしれません。しかし「歯周病」になってしま...2014/09/24 13:03